いつも「管理栄養士の食事ノート」をお読みくださり、どうもありがとうございます。
最近、息子が「となりのトトロ」にはまって、よく観ています。
横で私も一緒に見ています。
昔、まだ子供だったころや若いころに観た時は、
「トトロとかネコバスとかほんとにいたら面白いなぁ。」
「あの森に、ほんとに住んでたりしそうだなぁ。」とか考えていたのですが、
最近観ると、暮らしぶりのほうに目が行きます。
井戸や薪で炊くお風呂は、まだ私が小さい時は使用していて記憶にありましたが、
へっついさんでご飯やみそ汁を炊いていたり、七輪で魚を焼いていたり、洗濯板での洗濯、夏に使う蚊帳、、、母から聞いた昔の生活。
それと、お父さんが一人で家族のご飯作っている!洗濯もしてる!すごい!!とか(笑)
全然違う場面にばかり観ています。
お弁当も、ごはんたっぷりにでんぶや梅干し、焼いためざし?のみなんですが、釜で炊いたごはんに七輪で焼いた魚だから美味しいに違いない、、、
今ではぜいたくなお弁当かもしれません。
昭和30年代が舞台だそうですね。
あの頃は当たり前であっても、今ではぜいたくな暮らし。
世の中、どんどん便利になって家事の負担も減り、暮らしやすくなったのでしょうが、逆に手間をかけることがぜいたくに感じるのですね。
暮らしに時間をかけることが出来る余裕に憧れるのかもしれません。
でも、ひょっとすると今の私たちがしている生活も何十年か後には「いいなぁ~、ぜいたくだなぁ」と思うものになっているかもしれませんね。
世界の幸福度ランキングの高い国の人たちは「今あるものに感謝して工夫して暮らし、幸せを自覚している」と聞いたことがあります。
トトロの時代の暮らしはできませんが、
今の暮らしをちょっと大切に、ちょっと愛おしみながら、今よりほんの少しだけ丁寧に暮らしたいなと思いました。