いつも「管理栄養士の食事ノート」をお読みくださり、どうもありがとうございます。
これを書いているのは7月7日七夕です。
我が家でも小さな笹飾りを用意しました。
折り紙で切ったり貼ったり、書いたり。
子どもの頃の記憶もよみがえり、
いよいよ夏がはじまるな~と実感しワクワクします。
6月から7月。
この季節は毎年、色々と季節の台所しごとをします。
新生姜を漬けたり、らっきょうを漬けたり。
青梅は梅ジュースと梅サワーに。
熟して黄色い梅は梅干しに。
とにかく色々と漬けます。
忙しくて時間を作るのが難しい時もありますが、出来る時はあえて時間をとって作ります。
黙々と無心で毎年同じ作業をしていると、忙しい毎日の中ですっかり忘れていた季節を思い出します。
あ~、もうこんな季節なんだ。
もうすぐ夏がくるなぁ。
今年も無事に作業が出来て嬉しいなぁ。
・・・なんて考えながら。
そして、無心で同じ作業をしていると、イライラした気持ちや落ち込んでいた気持ちも不思議と落ち着いてきます。
過去のことをひきずってイライラしたり、未来のことを心配したり、
そんな気持ちが「今」に戻されます。
季節の変化を五感でを感じることが出来る台所しごとは、「今」を大切に生きるため、私にとって必要なこととなっています。
台所しごとだけではありませんが、
季節の変化や自然をゆっくり感じることは、
やっぱり人間にとってはしっくり落ち着くことであり、そういう風にできているんだなぁって思います。
時間が出来るとつい、あれしてこれして・・・と用事をあれこれ考えて時間をいっぱいに埋めていないと不安な気持ちになったりします。
引き出しと気持ちは余裕が必要って言われます。
漬ける作業は、そんなちょっとした心の余裕づくりに役立っています。