ちょこっと手作りの仕込み味噌
カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
いつも「管理栄養士の食事ノート」をお読みくださり、どうもありがとうございます。
私ははみそ汁が大好きです。
今年もみそを仕込む時期になりました。
結婚してから義母が作るお味噌のお手伝いをさせてもらっています。
お手伝いはもちろん楽しいのですが、
年々自分の好みの材料・熟成期間で味噌を作りたくて、うずうずするようになりました。
今年はチャレンジしよう!と思った矢先、もうすぐ引っ越しすることが決まりました。
するべき作業が山積みで満足に時間をつくる自信が無く、今年は見送ろうかと思いました。
ですが、今年は全部手作りではなく、一度自分だけでハードルの低い「仕込み味噌」をすることにしました。
ご存知のとおり本来お味噌を手作りするには、
大豆をゆで→塩切りこうじを作り→大豆をつぶし→塩切りこうじと混ぜ→みそ玉をつくり→容器に詰めて密閉する、というような工程が必要です。
仕込み味噌は、プロの味噌屋さんがつぶしたゆで大豆と塩切りこうじを混ぜてくれたものをいただきます。
自分で行うのは、みそ玉を作って容器に詰めて密閉、熟成させて、天地返しをしまた熟成させることです。
結婚してから義実家の味噌は私の手が入り、お味噌の味が変わったと言われました。
同じ材料でも熟成する場所や触る人で味が変わるとのことで、どんな味になるのか楽しみです。
次は好みの材料で完全手作りを目指したいと思います。今からワクワクです。
味噌づくりベテランの方には物足りないと思いますが、
手作りしてみたいけど忙しくて時間が無い、と思われているかたもいらっしゃるのではないかと思います。
途中からなんて邪道!と思われるかもしれませんが、
肩の力をぬいてプロの助けをかりて楽しむのも一つの手かと思いますので、興味を持たれた方はぜひやってみてください!
みそ玉を丸めて投げるだけでも、とても楽しく満喫しました♪
2018-02-19 08:00:00
北大路魯山人のことば
カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
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最近、好きなはずの料理を楽しんでいないなぁ・・・と感じていました。
子どもが生まれてからは思うように時間が作れないので、
作りたいものよりも手早く出来るものを選んだりしていましたが、
特に最近は仕事として「やらねばならぬ」という思いが強くなっていたように思います。
そんな時に、北大路魯山人のことばに出会いました。
私が最初陶器製作をやろうとする時には私の挙措をだいぶん危ぶんだ人もあるが、幸いに途中挫折することもなくポツポツと進んでいる。
今後十年私に健康を与えてくれるなら、なんとかしたものを遺すべく、努力したいと思っている。
努力と言っても私のは遊ぶ努力である。私は世間のみなが働き過ぎると思う一人である。
私は世間の人がなぜもっと遊ばないかと思っている。
画でも字でも、茶事でも雅事でも遊んでよいことにまで世間は働いている。
なんでもよいから自分の仕事に遊ぶ人が出て来ないものかと私は待望している。
仕事に働く人は不幸だ。
仕事を役目のように了えて他のことの遊びによって自己の慰めとなす人は幸せとはいえない。
政治でも実業でも遊ぶ心があって余裕があると思うのである。
ご存知のとおり北大路魯山人と言えば、芸術家であり美食家としても有名な方です。
私は、まんが「美味しんぼ」が好きで、海原雄山のモデルということで知りました。
こちらのことばは、島根県安来市の足立美術館に掲げられていることばです。
足立美術館といえば素晴らしい日本庭園が有名です。
私も新婚旅行で行きました。
一度読んだはずのことばなのですが・・・今になって胸に響きます。
自由な時間がないからストレスがたまるなぁ・・・とイライラすることもありますが、
幸い料理はもともと好きなので、こどものために、主人のために頑張らねばいけない!と思う気持ちを少しゆるめて、また自分の楽しみのために料理しようと思いました。
結果それが、自分のためだけではなく、もっと家族のためになるばすですよね。
「仕事に遊ぶ人」に、私もなっていきたいです。
2018-02-05 08:00:00
食の断捨離
カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
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先日インターネットで「食の断捨離」という記事を読みました。
最近日本では、醤油の購入量よりも「たれ・つゆ」の購入量のほうが上回ったそうです。
仕事を持つ女性が多くなり、家事にかける時間をたくさんとることが出来ないことも理由のひとつだと書かれていました。
混ぜて炒めるだけ、煮るだけで本格的な料理を食べることが出来る時短アイテムなので、重宝されているとのことです。
そして、外食産業も盛んで、色々な国の色々な料理をいつでも美味しく食べられます。
そういうものを食べなれてきているからでしょうか、
日常の家庭の食事でも、外食のほうな本格的な味や見た目がが求められてきているようです。
テレビを見ていても、レストランで出てきそうな外国の料理の再現とかよく見かけます。
外食と家庭の食の境界線があいまいになってきているように感じます。
一概には言えませんが、
ご馳走は外食にお任せして、家庭では家庭料理を・・・という風に割り切るわけにはいかないのが現代の家庭の食卓事情のようです。
食事は美味しく食べられるのが一番ですが、日常の家庭料理には「健康を守る」という大切な役割があります。
「まもりの食事」ということも意識すると、味や見た目の華やかさのみではなく、基本の調味料を使った地味でもほっとする「おふくろの味」的な料理が見直されてきます。
そして、「食の断捨離」の記事に戻りますが、
今、食は複雑で情報過多になってきているので、家庭料理の意味をもう一度考え直して「断捨離」をする必要がある、というようなことが書かれていました。
食が複雑化する一方で、以前こちらのブログで紹介させていただいた土井善晴先生著の「一汁一菜」のような家庭料理も注目され、支持を得ています。
そちらの本でも書かれていましたが、
食べてすぐ美味しい!と感じるような、脳が美味しいと思う食事ばかりを求めるのではなく(「脳にだまされるな!」と)、
身体が心地よく感じる食事を見直す必要がある、と感じました。
それが結果的に「食の断捨離」につながるのではないかと思いました。
2018-01-22 08:00:00
新年おめでとうございます!
カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
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新年おめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!
皆様、お正月はいかがすごされましたか?
私はささやかなおせち料理とお雑煮を作り、自宅で家族とのんびりと過ごしました。
私は両親とも和歌山市の生まれ育ちなので、母から引き継いだお雑煮は白みそなんですが、
義実家は島根県のお雑煮でおすましです。
関西から出たことのない私にとって、他の地方のお雑煮はとても新鮮です。
違う文化に触れるのは楽しく刺激的ですし、自分のことも改めて考えるきっかけになります。
そして再びおせち料理の話に戻りますが、(私の作ったささやかなものでも)「美しいなぁ」と感じました。
ご存知のとおり、縁起の良い意味のあるお料理ですし、日持ちもします。
おかげでお正月の間はあまり台所に立たずに済みます。
年末年始は外食したりしてご馳走も食べますが、ふっと自宅でおせちをつまんでいるとなんだかほっとしました。
ささやかでもキレイな色のおせちを見ているとなんだか「ハレ」を感じて心もすがすがしいです。
「インスタ映え」という言葉が昨年流行しました。
それとはまた違う美しさなのかもしれませんが、
美しくて、でもほっとする、日本の「ハレの日」の伝統の家庭料理、いいなって思いました。
今年もこころとからだを大切にする食事について考えていきたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします!
2018-01-08 21:00:00
よいお年をお迎えください
カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
いつも「管理栄養士の食事ノート」をお読みくださり、どうもありがとうございます。
今年最後の更新となりました。
今年も、食べることについて色々なことを感じ、そして考えてきました。
そのようなことを思いのままに書かせていただきましたが、少しでも読んで下さっている方のお役に立つことがあったならいいなぁと思っています。
来年も食べることについて真剣に向き合い、学び、成長したいと思っています。
そして、楽しく「管理栄養士の食事ノート」を更新していきたいと思っています。
未熟な文章で読みづらいところも多々あると思いますが、来年もお付き合いいただけると嬉しく思います。
一年間どうもありがとうございました。
そして、来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
皆様、よいお年をお迎えください(^^)
2017-12-25 08:00:00