いつも「管理栄養士の食事ノート」をお読みくださり、どうもありがとうございます。
本日のタイトルはおばあちゃんですが、私のおばあちゃんではなくて本を出されている有名な?おばあちゃんのことです。
最近、そんな何人かのおばあちゃんたちに助けられました。
一人目は若杉おばあちゃんです。
「若杉おばあちゃんの一汁一菜子育て法」という本を読みました。
うちの息子ですが、牛乳を飲むとお腹を下してしまいます。
私も同じです。
というわけで、牛乳を控えています。
先日、乳幼児健診でカルシウムについて指導を受けました。
牛乳が体質に合わないなら無理に飲まないでよいですよ、牛乳以外のものでカルシウムをとってくださいねと言ってくださいました。
テレビで、女性の一日のカルシウム必要量はシシャモなら何十匹!とかいうコマーシャルやってますよね。
牛乳や乳製品に頼ればあっという間に摂ることのできるカルシウム量が他のものだと大量に必要であると言われています。
そして、また別の話ですが、牛乳はカルシウムの吸収率が良いので(特に成長期には)出来るだけ必要量摂った方がよいという説と牛乳を摂ることで健康に弊害がある説がありますよね。
色々思ううちに、「じゃあ牛乳を飲まなかった時代の人ってカルシウム不足でそんなに骨弱くてよく骨折したんかな?」って疑問に思いました。
先ほどの若杉おばあちゃんは、マクロビオティックを学んでそれに基づきながら昔からの一汁一菜育児を本に書かれていました。本を読んでみると栄養素や現代の科学的なお話しも精通されているようです。
本ではあっさりと、牛乳を飲むことができなくても大丈夫と書かれていました。
今と昔(40年前)を比べると骨折は2.5倍に増えたそうです。
昔の人は顎も骨も強かった。
カルシウムは魚介類、海藻、野菜、穀物、味噌汁からもとることが出来るし、骨を強くする=カルシウムの思い込みを外すこと。
骨を強くするにはカルシウムだけのことではなく、外でしっかり運動することも大切。
地に足をつけて自然に合わせて生活することが骨太な人間を作るんだと理解しました。
きっちりとカルシウム必要量をとらなければ、とかそんなことではなかったんですよね。
健診でも必要量を摂れ!とは言われなかったのに、勝手に数字にとらわれて本質を見失ってしまいました。
子育てのこと新米・素人なのでほんとにお恥ずかしい話ですが、
答えは一つではないんやと改めて教えてもらいました。
子ども一人ひとり、みんな違うし、親もみんな違う思いや考え方を持っていて、色々なやり方があって、
どれが一番正しいってよくわからないから、失敗しないよう間違わないようにって考えすぎず、その子に合ってると思うものをその時に選んでいけばいいのかなって思いました。
そして、おばあちゃんの話って。。。時代に合ってるのかなぁ?自分の経験でのやり方を押し付けられるのでは?(ほんと私の勝手なイメージでした!ごめんなさい!)なんて思っていたのですが、
一見すると厳しいアドバイスも、
「そんなやりかたあかん!」って否定されているのではなくて、
ひとつのモデル・答えが完璧な正解だと思い込んでしがみついてしまったり、「ちゃんとしなくては!」と頑張りすぎて視野がすごく狭くなってしまって悩んでいる気持ちを、
「そこはそんなにきばらんでもいいよ」「肩のちからぬいて、今やってるままそれでいいよ」ってふっと楽にしてくれていることがたくさんあるんだと感じました。
今も牛乳は飲んでませんが、その他のおかずや味噌汁が大好きで今日ももぐもぐ食べている子どもの姿を見ると、この子はこれで大丈夫、って少しだけ自信をもちました。そしてなんだか自分らしく楽しく子育てにのぞめるような気がしました。
話が長くなってしまいましたので、
他のあちちゃんのお話しはまた、別の機会に書かせてもらいたいと思います!