いつも「管理栄養士の食事ノート」を読んで下さり、ありがとうございます。
先日テレビで、コンビニ食材だけを使って主婦が真似したくなる本格時短料理というようなのをやっていました。
そこでは包丁やガスコンロを使わないで電子レンジなどでつくることの出来るお料理が紹介されていました。
参加した主婦のコメントが「包丁を使わないで時短出来るのがよかった」とのことでした。
忙しい女性が増えてきて、家事も「時短」が流行っていますね。
時短にもいろいろと方法があることに気付かされます。
テレビの他にもインターネットのブログや主婦向けの雑誌などで、暮らしの時短法を紹介されている方もおられ、そこでも時短調理の工夫を目にすることが度々あります。
先ほどの時短法とはずいぶん違いますが、こういうものがありました。
簡単に説明します。
・・・素材の力をかりて時短する・・・
旬の美味しい野菜や、餌などにこだわって大切に育てられた畜産物や卵などを使って、焼くだけゆでるだけなどのシンプルな調理法で食べる。
調味料も砂糖や塩、しょうゆ、酒、みそなどの基本のものばかりを使うので、少し高価でも本物を使う。
そしたらさらに美味しく食べることが出来る。
素材が美味しいから、料理が苦手でも、簡単な調理でも美味しく食べられて時短。
その他にも・・・
作り置きの本が以前流行しましたが、それもまた毎日の時短法の一つ。
そして、こちらのブログで紹介させてもらった「一汁一菜」も時短につながるのではないでしょうか?
私も「時短」をいつも意識しています。
私は一汁一菜とシンプル調理を参考にいいとこどりをしています。
ここからは私個人の意見です。
凝った味付けの外食風な料理を時短したい!と思われる方にはテレビの方法が向いていると思います。
ですが、こちらはどちらかというと、「ハレ」の料理だと思います。
刺激的で見た目も良いのでおもてなし料理にはいいかもしれません。
しかし毎日の料理は心身を守る安心できる料理でありたいと思います。
テレビ番組だけを見ていると「時短とはこういうもの」と加工食品や電子レンジを使うのが正解のように見えてしまい、少し違和感を感じてしまいました。
たまには「ハレ」で、毎日はシンプル。
バランスが大切なのではないでしょうか。
時短も人それぞれだと思います。
自分や食べる家族に合った時短を見つけて楽しいお料理タイムにしたいですね。