JR和歌山駅東口より徒歩1分。漢方相談・ホメオパシーを中心に、かかりつけ薬局として、自律神経失調・皮膚疾患・妊活・がんに伴う諸症状などの、ご相談をお受けしております。

 
漢方体質
チェック
 
ご相談頂く
症状・疾患
 
健康レシピ
 
アクセス
会社概要
 
駐車場

こうしん堂に隣接コインパーキング゙がございますのでご利用下さい。
ご購入いただきましたお客様には、ご滞在時間に応じた対応をさせて頂いております。
満車の際はお声かけ下さい。

処方せん

受け付けております。
FAX:073-471-2551
 
各種クレジットカードご利用
頂けます
店頭でご確認ください。
お気軽にご相談ください
 

よい寄せられるご相談

■女性のお悩み

■妊活「不妊・子宝」

■お肌トラブル・美容

■自己免疫疾患・橋本病・バセドウ

■癌「がん」

■消化器疾患

■痛みのご相談

■自律神経失調・メンタル

■呼吸器・耳鼻科・眼科疾患

■尿のトラブル

■生活習慣病

■その他
 
 
 

漢方相談・ホメオパシーセッション

漢方相談・ホメオパシーセッションにお越し下さるお客さまへ

 通常、店内のご相談スペース【他のお客様と仕切られた場所】にて行っております。奥には、さらに個室相談スペースを設けております。ご希望の際は、お申し出下さい。

新型コロナ感染拡大防止への取り組み
●飛沫感染防止策として、アクリル・ビニールカーテン使用
●従業員のマスク使用、体温確認
●店内手指消毒の設置
●コイントレーによる、金銭授受

それぞれのスタート

RSS

現代栄養学と薬膳

カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
いつも「管理栄養士の食事ノート」を読んで下さり、どうもありがとうございます。

私は「公益社団法人 日本栄養士会」に所属しております。
すると毎月、「日本栄養士会雑誌」という機関紙が届けられます。

10月号から「薬膳の新たな展望」という連載が始まり楽しみに読んでいます。

栄養士会雑誌

書かれているのは、大学の漢方薬学科の准教授や漢方専門薬局代表で中国出身の先生(医師)です。

今までは、栄養士の栄養指導と薬膳は考え方やアプローチが少し違うので、あまりこういった公式の栄養士専門誌に連載されているのを見かけたことがなく、少し驚きました。

第1回の10月号には中国医学の歴史や基礎知識をわかりやすく説明されていました。
(改めて、あまりの歴史の古さにビックリでした。。)
現代栄養学にはない、四気(感熱温涼)や五味の考え方もわかりやすく説明されていました。

第2回の11月号は49歳で妊娠・出産された事例を2例紹介されていました。
お二人とも一朝一夕ではありませんでしたが、漢方薬や治療に加え、根気強く前向きに食養生をされたそうです。

先生は。栄養学と薬膳は決して対立した概念ではなく、ただ少し考え方が違う、と言われています。

現在の栄養学では栄養素・成分というミクロの部分に焦点を合わせ、確立に基づく標準的な方法を推奨するが、
中医学ではもっと個人の違いというものを見るようにする、とあります。

また、先生は中国の医師たちに「日本の優れた食習慣が基本にあるからこそ、(日本での治療が)良い結果を残せるのではないか」と質問されたそうです。

中国の調理は炒める、揚げる等、素材の力を失わせてしまいやすいものが多いですが、
和食は煮る、焼く、蒸す等素材の力を生かした調理法が多く、
栄養素がバランスよく摂れるような献立スタイルになっています。

この食文化の上に薬膳の視点を加えていけばさらに充実した食養生を実践できるのではないか・・・と締めくくられていました。

古くて新しい食科学ですね!
和食も中国医学の食養生も、伝統的に受け継がれてきたものは、やはり本物なんだなぁと思いました。

これから、私たち栄養士が今まで欠けていた視点を補っていけば
もっと患者様・お客様の生活や人生の質を上げる食事を提案できる、
もっと個人に合ったオーダーメイドの栄養指導ができると思い、
そんな未来を想像してワクワクしました。

2017-11-20 08:00:00

赤ちゃんが何でも舐めたがるわけ

カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
いつも「管理栄養士の食事ノート」をお読みくださり、ありがとうございます。

先週はよく晴れた日が続きましたね。

お出かけがしたくなり、息子と二人で和歌山城の動物園と二の丸庭園に行って来ました。
気持ちの良い陽気で、楽しい一日を過ごすことが出来ました。

二の丸では、息子より小さい男の子が、ママとおばあちゃんと一緒に来ていました。

よちよちと息子に近づいて来てくれて、とてもかわいらしかったです。

その男の子が遊んでいる時に落ちている葉っぱか小石かを拾って舐めてしまい、おばあちゃんとママに「それは舐めんでいいから~」と注意半分で笑われていました。

うちの息子も以前よく庭の小石を舐めてしまったなぁ(笑)と思い出しました。
(その後は間違って飲み込んでしまわないように取り上げましたが。)

息子が生まれてから、こうしん堂の先生方に、何でも舐めることについて行き過ぎた清潔よりも多少色々舐めた方が良いよ、と聞いていたおかげで、そのへんは神経質になりすぎずにいました。
(もちろん、明らかに毒になるものや誤飲にはしっかりと注意しました。)

そして改めて最近、赤ちゃんが何でも舐めるわけについて、
有機農法や微生物を専門にお仕事をされている方が
藤田絋一郎さんの「脳はバカ、腸はかしこい」を引用して書かれている記事を目にしたところでした。

簡単に内容を紹介させてもらいます。
記事を省略して書かせてもらいますので少しわかりにくいかもしれませんが。。。

ちなみにこの方は常々、子どもがぜんそくなどにならないために「落ちたものを拾って食べましょう」と呼び掛けているそうです(笑)

・・・人間の子どもはお母さんの胎内にいる10か月と生まれてからの数か月で生物の進化をたどるような「個体発生と系統発生」を繰り返しています。

40億年前、放射能の影響が少ない深い海の底に生物が生まれました。
胎児も最初に羊水の中に発生します。(羊水と海とはほぼ同じ成分でてきています。)

また、生物が最初に誕生した地球には酸素がありませんでした。
生命が誕生する子宮の中にも酸素がなく同じような状況と言えます。

やがて地球に酸素が少しずつ増えてくると、生物は好気的な細菌を細胞の中に取り入れてミトコンドリアにし、酸素をエネルギー源とする種に変化しました。その時の動物には腸だけしかありませんでした。

お母さんの胎内でも臍帯から酸素をもらうようになった胎児は「動物のような成長」をします。
まず腸が最初に作られます。脳や心臓はそのあと。

10か月目に胎児は母親の胎内から出てきます。その時は10か月早産で生まれるので「一人前の人間」ではありません。


酸素が増えてきた地球上に住んでいた原始的な脊椎動物と同じ状態なのです。


彼らの多くは大地で泥まみれの生活をしていました。土を舐めていたのです。

人間の赤ちゃんが何でも舐めたがるのは理由があったのです。


それは土のうえにいた原始的な動物と同じ状態にあるからです。


なんでも舐めて赤ちゃんの腸を大腸菌だらけにしようとしているのです。


その証拠に決まって普通に生まれた直後の赤ちゃんの腸は大腸菌だらけになります。


赤ちゃんが何でも舐めたがるのを「ばっちぃ」といって阻止すると、その後赤ちゃんの腸は正常な発育を望めなくなるのです・・・



私の経験ですが、子どもが色々と舐めるのを親がどんなにがんばって阻止しても、絶対にこっそりと色んなものを舐めるので(笑)、ある意味安心です。

地球の誕生、生命の誕生、人と微生物の関係、、、長い長い歴史があり、赤ちゃんはそれを忠実に実行していると思うと本当に奥深いなと思いました。

子どもの食について、栄養のこと以外にも大切なことはたくさんあると、改めて広い視野を持つ必要を感じました。
2017-11-06 08:00:00

七十二候のはなし

カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
いつも「管理栄養士の食事ノート」をお読みくださり、どうもありがとうございます。


我が家で利用している食材の宅配業者さんのチラシで、定期的に書かれている記事「七十二候(しちじゅうにこう)」のお話しを読んでいます。

「二十四節気(にじゅうしせっき」はよく目にしていましたが、こちらの「七十二候」はあまりなじみがありませんでした。

七十二候・・・
二十四節気をさらに約5日ずつ、順に初候、次候、末候と分けたもの。
それぞれに、気象の変動や生き物の動向を写した、季節の移ろいを表す名がつけられている。
日本に伝来してから、日本の気候風土に合わせて改訂されている。


10月23日から27日は「霜降(そうこう)」の「霜始降(しもはじめてふる)」だそうです。
昔はこのころになると冷え込みが増し、霜が降りるようになったのでしょうか?

10月28日から11月1日は「霜降」の「こさめ時降(こさめときどきふる)」です。
こさめは時雨ともいい、晩秋から初冬の間に降る、通り雨のことだそうです。
そして、昔は旧暦の9月13日にも「十三夜のお月見(後の名月)」をして、栗や枝豆を備えたそうです。
今年は11月1日にあたるそうです。


二十四節気や七十二候を意識して暮らすと、自然は刻一刻と変化していくことを思い出し、同じような毎日をバタバタと忙しく暮らしていますが、一日ごと全てが同じ日ではない特別な時間であることに気付かされます。

そして、季節の自然の恵みの食べ物がより美味しくありがたくご馳走に感じます。



さて、23日更新のブログですが、たった今、書いているのは22日(日)です。

台風が近づいてきています。
我が家の窓に激しく雨が降りつけて、けたたましく携帯の避難勧告のアラームがなっています。
どの地域にお住いのかたも、皆様が無事でありますように願います。

自然は時に本当に怖いです。
そして、日々自然の移ろいを意識していくことは、自然の事象に対して畏敬の念を持つことにつながっていくように思いました。
2017-10-23 08:00:00

おばあちゃんの話

カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
いつも「管理栄養士の食事ノート」をお読みくださり、どうもありがとうございます。

本日のタイトルはおばあちゃんですが、私のおばあちゃんではなくて本を出されている有名な?おばあちゃんのことです。

最近、そんな何人かのおばあちゃんたちに助けられました。

一人目は若杉おばあちゃんです。
「若杉おばあちゃんの一汁一菜子育て法」という本を読みました。

うちの息子ですが、牛乳を飲むとお腹を下してしまいます。
私も同じです。
というわけで、牛乳を控えています。
先日、乳幼児健診でカルシウムについて指導を受けました。
牛乳が体質に合わないなら無理に飲まないでよいですよ、牛乳以外のものでカルシウムをとってくださいねと言ってくださいました。

テレビで、女性の一日のカルシウム必要量はシシャモなら何十匹!とかいうコマーシャルやってますよね。

牛乳や乳製品に頼ればあっという間に摂ることのできるカルシウム量が他のものだと大量に必要であると言われています。

そして、また別の話ですが、牛乳はカルシウムの吸収率が良いので(特に成長期には)出来るだけ必要量摂った方がよいという説と牛乳を摂ることで健康に弊害がある説がありますよね。

色々思ううちに、「じゃあ牛乳を飲まなかった時代の人ってカルシウム不足でそんなに骨弱くてよく骨折したんかな?」って疑問に思いました。

先ほどの若杉おばあちゃんは、マクロビオティックを学んでそれに基づきながら昔からの一汁一菜育児を本に書かれていました。本を読んでみると栄養素や現代の科学的なお話しも精通されているようです。

本ではあっさりと、牛乳を飲むことができなくても大丈夫と書かれていました。

今と昔(40年前)を比べると骨折は2.5倍に増えたそうです。
昔の人は顎も骨も強かった。
カルシウムは魚介類、海藻、野菜、穀物、味噌汁からもとることが出来るし、骨を強くする=カルシウムの思い込みを外すこと。
骨を強くするにはカルシウムだけのことではなく、外でしっかり運動することも大切。
地に足をつけて自然に合わせて生活することが骨太な人間を作るんだと理解しました。

きっちりとカルシウム必要量をとらなければ、とかそんなことではなかったんですよね。
健診でも必要量を摂れ!とは言われなかったのに、勝手に数字にとらわれて本質を見失ってしまいました。


子育てのこと新米・素人なのでほんとにお恥ずかしい話ですが、
答えは一つではないんやと改めて教えてもらいました。

子ども一人ひとり、みんな違うし、親もみんな違う思いや考え方を持っていて、色々なやり方があって、

どれが一番正しいってよくわからないから、失敗しないよう間違わないようにって考えすぎず、その子に合ってると思うものをその時に選んでいけばいいのかなって思いました。

そして、おばあちゃんの話って。。。時代に合ってるのかなぁ?自分の経験でのやり方を押し付けられるのでは?(ほんと私の勝手なイメージでした!ごめんなさい!)なんて思っていたのですが、

一見すると厳しいアドバイスも、
「そんなやりかたあかん!」って否定されているのではなくて、
ひとつのモデル・答えが完璧な正解だと思い込んでしがみついてしまったり、「ちゃんとしなくては!」と頑張りすぎて視野がすごく狭くなってしまって悩んでいる気持ちを、
「そこはそんなにきばらんでもいいよ」「肩のちからぬいて、今やってるままそれでいいよ」ってふっと楽にしてくれていることがたくさんあるんだと感じました。

今も牛乳は飲んでませんが、その他のおかずや味噌汁が大好きで今日ももぐもぐ食べている子どもの姿を見ると、この子はこれで大丈夫、って少しだけ自信をもちました。そしてなんだか自分らしく楽しく子育てにのぞめるような気がしました。

話が長くなってしまいましたので、
他のあちちゃんのお話しはまた、別の機会に書かせてもらいたいと思います!





2017-10-09 11:00:00

減塩について考える

カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
いつも「管理栄養士の食事ノート」をお読みくださり、どうもありがとうございます。

今日は減塩について考えたことを書きたいと思います。

血圧が高めで気になっている方は「減塩」を意識されているのではないでしょうか?

どのような工夫をされていますか?

醤油や塩などの調味料を使いすぎないように料理しましょう、
和食は塩分高めなので洋食も食べましょう、
お味噌汁は具だくさんに、一日一回にしましょう、
麺類の汁は残しましょう、

などなど、
減塩のリーフレットやパンフレットを読むと色々なことが書いてあります。

ご自分にあった減塩法を選ぶことが大切なのですが・・・

時代とともに食べかたは少しずつ変化していると思います。
外食や中食(加工食品、惣菜などを買って家で食べる)がとても増えました。
(複雑な味をつけることができる調味料、〇〇の素もどんどん増えています。)

週に何度も外食するので、塩分が気になるからと家で飲むお味噌汁や漬物をやめている方もいました。
減塩みそや減塩梅干に変えている方もいます。

そういう栄養指導が行われていることもあります。

塩分を控えるために洋食をすすめられて、朝の梅干しと毎日飲んでいる味噌汁をやめるように指導されたケースもありました。

それは塩分の帳尻合わせだけで、健康を保つための食事ではないのではないかと思います。

単純なことですが、いくら減塩料理ばかり食べていても食べる量が多すぎれば塩分の摂りすぎにつながります。
もちろん他の意味でも身体に良いわけはありません。

新鮮な旬の食材を選ぶと無駄な調味料を使わずとも美味しく食べられます。
(複雑な味の料理を追い求めていくと、旬の美味しい野菜をゆでただけの料理は手抜きに思ってしまいます。でも家にちょっとそういう簡単おかずがあるだけでお店で買う惣菜の品数は抑えられます。)

食べる量を適量にすることや、(楽しみのためや本当に忙しいときなどは除いて)必要以上の外食や中食の回数・品数を減らすだけでも塩分は控えられます。
加工食品に含まれる添加物の中に血圧を上げる作用があるものもあります。

和食が世界文化遺産になりましたが、和食伝統の本物の調味料や本物を使ったみそ汁、梅干しなどが避けられていってるような気がします。

血圧が高めで「減塩するように!」と言われてしまうと、塩を控えることに集中してしまうのは当たり前だと思います。

塩を控えるということが目標なのではなく、身体を大切にする食事をすることを考えてもらえるように栄養指導していく必要があると感じています。




2017-10-02 08:00:00

前へ 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 次へ