昔、子どもの頃だったかと思うのですが、「サザエさん」の実写版のテレビドラマが放送されていたと思います。
その一コマ・・・
未来の「サザエさん」。
カツオくん 「姉さん、とんかつとかハンバーグが食べたいよ!!」
サザエさん 「今日はこの錠剤を6錠よ。これで栄養バランスがとれているから、これだけでよいの。」
とか何とか・・・
そんな場面があったと記憶しています。(間違えていたらごめんなさい(>_<))
それを見て、私は当然「え~、イヤやぁ~(>_<)」
と思ったわけです。
さて話は変わりますが、
先日お昼の情報番組で糖質制限食は正しいか否かと言うテーマで専門家が議論していました。
結局は正しいとか正しくないとかいう問題ではなく、その人に合っているかどうかが大切だと言う話だったと思うのですが、、、
その放送の中で、専門家のかたの食事が紹介されていました。
糖質制限肯定派の方は昼食はナッツ中心、夕食は外食で炒めもの。炭水化物無し。
否定派の方は昼食にコンビニ幕の内にプラスゆでたまごと味噌汁。夕食はファミレスでがっつり。
ほぼ毎日同じような食事だと。
専門家の食事なので模範的にとらえられた方もおられるのでは??と思いました。
番組は医学的なことを話していたのでわかりやすくするため、エネルギー、糖質とPFC(たんぱく質・脂質・炭水化物)バランス中心に見ていたのかなと思うのですが、なんだか心にすきま風が・・・。
言わずと知れて、食は栄養を摂るためにとても大切な行為ですが、和食が無形文化財に指定されたりして大切な「文化」でもありますし、趣味や季節の楽しみでもあります。料理の技術のすばらしさや器との調和の美しさは芸術とも言えるのではないかと思います。
命をつなぐ行為でもありながら、心を豊かにするという側面も多々持ち合わせています。
合理性のみを追求してしまい、トータルでコーディネートすることを心がけないと、最初に書いた「サザエさん」の未来が本当に来てしまう・・・とテレビを見て少し恐怖心を持ってしまった昼下がりでした。