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こんんちは。
いつも「管理栄養士の食事ノート」をのぞいてくださり、どうもありがとうございます。
今日はテレビの話ですが、ご紹介したいと思います。
週末朝に「Life」と言う番組をよく見ているのですが、そこで「薬膳和鍋」のお店のオーナーさんが取り上げられていました。
「薬膳和鍋」とは創作の言葉で、中国や韓国の薬膳ではなく、日本人の体にあった薬膳鍋を食べてもらいたいということだそうです。
その方が薬膳を勉強するきっかけになった話が紹介されていました。
10年前に息子さんを出産された時に、息子さんが母乳を飲んでくれないので、助産師さんに相談したら、、、
「あなたの母乳には脂が浮いている。何を食べてきたの。」
と言われたそうです。
その後、アドバイス通りに野菜中心の食事に切り替えたところ、一週間後に息子さんが母乳を飲んでくれたそうです。
「食べたものが身体をつくる!」ということを強く実感し、広めていきたいと決意したようです。
とても美味しそうなお鍋のお店でした(^^)
私たち管理栄養士も、アプローチは少し違いますが、食べ物で健康な体と幸せな毎日を作りたいと願って仕事しています。
色々な食事の情報があふれているので、何を選んですすんでいけばよいかわからない方にはまず基礎を知ることをおすすめします。
「六つの基礎食品」というのを聞いたことがあると思います。
同じような栄養素(身体への働き)を含む食べ物を6つのグループにわけています。
古典的な方法かもしれませんが、
バランスよく食べるとはどういうことかをしっかりと身に着けてから、
その上でどの食べ物が今の自分には合うのか、
今の季節・体調には何が合うのかを見極めて、たべるものを選んでいくとよいと思います。
レベルアップして薬膳やマクロビなどの知識を使って自分の体にあった食べ物をバランスよくとっていけると、より心地のよい身体になっていきます。
次回は、とても基本的なことですが、改めて食事のバランス(六つの基礎食品)についてお話ししたいと思います。
バランスなんてそんなの今さら・・・野菜をいっぱい食べればいいんでしょ!
と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、どの食べ物にも大切な役割や栄養があります。
ぜひもう一度基礎をおさらいする機会になればよいなと思います(^^)
来週もどうぞよろしくお願いいたします!
こんにちは。
今日は、「食べもののもとのかたち」について書きたいと思います。
食べものは皆様ご存知のとおり、植物だったり動物だったり命あるものです。
以前もこちらのブログで書かせていただきましたが、
命をいただくから「いただきます」と言ってから食べるのですよね。
実際にあった話なのですが、私の高校の同級生は大学に入ってから「かしわ(鶏肉)」が鶏であることを知ったと言いました。
「かしわ」という塊がこの世に存在すると本当に思っていたようです。
とても学校の勉強はできる子だったのですが、それ以外は興味が無く知らなかったようです。
その話があまりにもショックだったので、
私は子どもさん向けに食育のお話しするときは必ず「食べ物のもとのかたち」のお話しをするようになりました。
同級生だけではなく、その後も同じような話はちらほらと耳にしました。
おもに小さい子どもさんのことになると思うのですが、
お家が農家だったり、近くにたくさん畑があったり、お家で家庭菜園をしたり、お父さんがお魚を釣ってきてくれたり・・・
そういうことがあると、「食べ物は命ある生き物である」ということが、自然に理解できやすい思います。
しかし、そのような環境ではなく、
食材のもとの形を見たことが無く、スーパーからのパック入りのお肉や魚の切り身しか見たことがなかったりすると、食べ物が自分と同じ生き物であるという感覚がわかないことがあるようです。
(もちろん同じような環境でも、ご両親がちゃんと教えると思いますので理解できていることが通常なのですが。)
小学校でも、子どもたち自身が畑で野菜を作って給食で使うと食べ残しや偏食が減りますよね。
食べる力・生きる力をつけるためにも、出来上がった料理やおかずだけではなく、食材に興味を持ち、知ることはとても大切だと実感しています。
今回はごく当たり前のことを書かせてもらいましたが、
一人でも「かしわ」の思いちがいのような出来事がなくなればいいな・・・と願っています。