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庭のトマト

カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
こんにちは。

半月ほど前から、庭で主人が植えたトマトが毎日少しずつ赤くなり食べらるようになりました。


トマト1 

横には相性の良いバジルを植えています。
虫よけになるとのことですが、料理でもトマトとバジルは味の相性がいいですよね。

トマト2

トマト3

プチトマトです。
甘酸っぱくてとても美味しく出来ました。


この季節になると、(農家さんでなくとも)自分のお家で作ったトマトのおすそわけがあったりします。

20代の時つとめていた職場でも、毎朝畑で採れたてのトマトを昼食にくれる方もおられました。

みんな自慢の手前味噌ならぬ、「手前トマト」があるようです(^^)



トマトはご存知の通り、栄養面でも夏の強い味方です。

栄養の面では赤い色の「リコピン」という抗酸化作用がある成分が注目されています。
活性酸素の働きをおさえ、生活習慣病・動脈硬化やがんを予防するとされています。

ビタミンCも多く含まれているので、夏の美肌を守ってくれます。

カリウムなどのミネラルも豊富で、体内の余分な塩分を外に出してくれる働きもしてくれます。

トマトは身体を冷やす作用があるので、夏でも冷え症のかたは食べ過ぎに注意してください。


トマトを食べる時のポイントは

リコピンは脂溶性なので良質の油と一緒に摂るのがおススメです。

トマトサラダの時オリーブオイルもいいですが、私のおすすめはだんぜん「インカインチオイル」です!
インカインチのふぁっと香る青いにおいがトマトとよく合います。
オイルとトマトだけ、素材の味だけで十分美味しくいただけます。
トマトジュースにも少し入れてみてくださいね。

この組み合わせは、特に生活習慣病健診で動脈硬化やコレステロール値が気になる方・血管の炎症を予防したい方にはおすすめです。
ちなみに、抗がん剤治療中だった母にも、この食べ方は食べやすかったようです。
つわりのかたにもおすすめです。

余談ですが、たくさんもらって余ったトマトはぜひトマトジャムに・・・。
意外と食べやすく、トマト嫌いの子どもさんもだますことができました(^^;


料理の参考に・・・

おしりのところから放射状の筋が多いものは甘くておいしいそうです。

冷蔵庫での冷やし過ぎは味が落ちるので注意。新聞などにくるんで温度調節を。

うまみ成分グルタミン酸は加熱で増えます。
皮の近くにあるので、煮込み料理に使う時も皮ごと使うと美味しさがアップ。
皮が気になる方は後で皮をとると良いです。


最後に・・・
桃
桃山にやっと行って買うことができました!!

とてもたくさん人がいました(*_*)

トマトも桃も、旬の味と栄養を美味しく満喫します♪

今週も長々書いてしまいましたが、最後まで読んでいただきどうもありがとうがございました(^^)














2015-07-13 08:00:00

カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
こんにちは(^^)

今年も桃の季節が来ました。

毎年この時期になると、今年初めに亡くなった母が桃山に行き、兄の家や私の家の分、主人のお家に渡す分などまとめて荒川の桃を買ってきてくれていました。

今年は私自身で行こう!と思いながら、都合が合わず、まだ行けていません。


スーパーで、安く売っていた桃をとりあえず買って食べました。
一個98円でしたが、お値段以上の美味しさでした。

桃は自分で食べる時は、ワイルドに一個まるかぶりしていました。

家族みんなで食べる時は、幼いときから母がそぎ切りにしていつも出していたので、それを真似していましたが、
昨年からは違うむき方にしました。

ご存知のかたも多いと思いますが、紹介します!

もも1

縦半分にぐるりと包丁を入れ、アボカドを向くときのように回して半分にします。
種をスプーンでとります。

もも2

種ぎりぎりまできれいにむけて食べられます。
ネットで見てやってみたのですが、まるかぶりよりも無駄なく食べられて感動しました!


幼いころに読んだ日本の神話で出てきた桃が印象的でした。

亡くなったイザナミノミコトを黄泉の国に迎えに行ったイザナギノミコトが、

見てはいけないと言われた腐りかけたイザナミノミコトの姿を見てしまい、

怒ったイザナミノミコトが差し向けた黄泉の国の軍に追われている時に、

この世と黄泉の国のさかいにあった桃の木から実をもいで三つ投げたら

黄泉の国の軍が逃げ帰った・・・とか。

桃太郎の桃も、強いもの・邪気をはらうものとしての意味もあるようです。

優しい味でかわいい桃色の桃がなんで???と不思議に思ったのですが、実は昔から強さの象徴だったようです。

栄養や薬膳的には食物繊維豊富で整腸作用があり、疲労や夏バテ、美肌にも良いとされています。

桃を食べて、身体の強さも作っていけそうですね。



2015-07-06 08:00:00

身体本来の食べる力を戻そう!

カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
こんにちは(^^)

今日は「少し調整すること」について書きたいと思います。


まずは子どもさんの話ですが、

精神の発達に伴って自我が芽生えてくる幼児期のころに、好き嫌いが多くなると言われています。

ですが、子どもさんの身体は思っているよりもとても賢いです。

身体に必要なものをちゃんとわかっており、自然に選ぶことが出来るから、今は食べないものも様子を見ながら食卓に並べて置くことをしておけば、長い目で見ていれば大丈夫である・・・と言うお話を皆さんも聞いたことがあると思います。


しかし、大人になるにつれて、人工甘味料や添加物などにたくさん触れていくと不自然な依存が生まれてきます。
本来賢いはずの体が、ぶれていってしまうようです。

身体に必要か必要で無いかというよりも、衝動で続けてしまう食べ物が多くなり、それがメタボリックシンドロームなどや予備軍などをつくりだしているなと感じることが多々あります。

和歌山県の働き盛りの男性は、甘い缶コーヒーを比較的たくさん飲んでいる人が多いという報告があります。
最近はコンビニで美味しいコーヒーが買えるので缶コーヒーは少なくなっているとかなんとか・・・
缶コーヒーよりも自分で甘みを調整しやすいのがメリットですね。
私自身指導にあたると、清涼飲料を仕事の合間にたくさん飲まれる方も多いなとも感じました。

清涼飲料の中に含まれている、ブドウ糖果糖液糖はすっきりとした甘味が特徴で、「病みつきになる」のです。
かといってカロリー0の甘味料も甘み依存を招き根本的解決にはなりませんし、糖尿病などの予防には不向きであるという意見もあります。

スナック菓子やカップラーメンなども刺激の強い濃い味に慣れてしまうと、依存のように食べる習慣が出てしまうようです。

これらは食材本来の味を美味しいと感じる方には、決して美味しい食べ物ではないと思います。


そこで、まず自分に出来ることを一つ取り組んでもらうと、からだの不自然な依存のスパイラルを切ることが出来ます。

飲み物を無糖のものにする、夜食をカップラーメンからおにぎりにするなど、出来そうなことをします。

最初はちょっとだけ我慢です。そして続けることがなによりも大切です。

続けていくと、「もう飲みたい(食べたいと)思わないんです。」と言われる方が何人も出てきます。

少しでも調整すると、身体の自然な状態が目覚めていくんだなと思いました。

ストレスがたまったり、疲れすぎたりしてしまうと、どうしてもまたリバウンドしがちなので、心身ともにしっかり休養することも大事ですね。

たくさんのことを考えて、できない、無理無理!と思っている方でも、「何か一つ続ける」ことが身体の調整力を養うきっかけになりますので、ぜひチャレンジしてみてください!






2015-06-29 07:00:00

満点でなくてもいい!

カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
こんにちは。

本日も「管理栄養士の食事ノート」をのぞいてくださり、どうもありがとうございます(^^)


私は今までいろんなライフステージ別栄養相談やメタボ健診後の保健指導の仕事をしてきたのですが、そんな中でたくさんの方とお会いして本当に色々なことを感じてきました。

みんな年齢も性別も違いますし性格も違いますので、本当に一人一人オーダーメードでお話です。

その中でも共通していることのひとつは、「楽しいと感じることが大切」だと思いました。

私は時々、人によっては「楽しい」にすごくこだわって相談します。
(良いか悪いか別として(^^;)ゆるゆるの相談になることもあります・・・
でも「楽しい」と感じると、必ず色々な形で変化がおとずれます。
心って大事ですね。

今日は、私が経験した中で比較的女性に多く、気になったパターンを少しお話ししたいと思います。

自主的に栄養相談に来て下さる大人の女性は、比較的真面目で頑張り屋さんな方が多くて、より体に良い食べ物を求めたり健康の知識を勉強したり・・・とされている方が多くおられました。

楽しんでストイックに頑張っておられる方もいらっしゃいますが、苦しんで取り組んでおられる方も多かったです。

あれは身体によくない、こうした方がいい、、、そんな知識の中で実行したけど・・・楽しくない、美味しくない・・・で、何を食べたらよいのかわからなく苦しんでいる女性にもたくさんお会いしました。
なかには目にいっぱい涙をためてお話しされるかたも・・・。

食べ物で健やかな毎日を送りたいはずなのに、普段食べているものに苦しめられるって・・・本当につらいですよね。
ストレスが余計身体を苦しめているようにも見えます。

食べることは生きることですし、食べないと命は維持できません。

緊急事態や災害時、体調の変わった時、他にも思わぬところで普段私たちが身体に悪いと思っていた食べ物に命を救われた・・・というお話をいくつかお聞きしたことがあります。

一人一人、取り組み方は違っていいと思います。

肩の力をぬいて、食をめいっぱい楽しむ。

上に書いたようなタイプの方はたいてい「大丈夫。一度好きなものしっかり食べてくださいよ~」とお話しすると、

「大好きな生クリームいっぱいのケーキ2個食べました。」とか「揚げ物しっかり食べちゃいました。」とか「やめていた果物食べました」とか・・・

とってもかわいらしいお答えをいただくことが多かったです。

(しかし、今までは一回でも重大な罪を犯しているように感じられていたのだと思います)

それを毎日するわけでもなく、結局ストイックに100点満点には出来なくても、全然許容できる食べ方をえらんで楽しめるんですよね。

誰かのようにきっちりとできなくてもいいから、まず自分のオリジナルの食べ方を自信を持って作っていってもらいたいです。

満点でなくてもいい!楽しんで出来ることから。まずは美味しく楽しく食べる人を増やすお手伝いができればいいなと思っています。

栄養相談は一人一人ちがいますから、もちろん賛否両論あるとは思いますが。

また何かの参考になれば・・・男性に多かったパターンなどもご紹介できればと思っています。










2015-06-22 07:00:00

6つの基礎食品群

カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
こんにちは。
今回も「管理栄養士の食事ノート」をのぞいてくださり、どうもありがとうございます。
更新が少し遅れてしまい、申し訳ございません。


今日は「6つの基礎食品群」についてお話しします!

食べ物を大きく6つのグループに分けています。
同じグループ内の食べ物は身体の中で同じような働きをしてくれます。

1)魚・肉・卵・大豆・大豆製品
 良質のたんぱく質の供給源。
 また、脂肪、カルシウム、鉄、ビタミンA、B1、B2なども摂れます。
 筋肉や骨を作る働きをします。エネルギー源ともなります。

2)牛乳・乳製品・海藻・小魚類
 カルシウムの供給源。
 また、良質のたんぱく質、ビタミンB2などの供給源にもなります。
 骨や歯を作り、身体の各機能を調節します。

3)緑黄色野菜
 カロテン(ビタミンA)の供給源です。
 またビタミンC、B2、カルシウム、鉄の供給源にもなります。
 皮膚や粘膜の保護、身体の各機能を調節します。

4)淡色野菜、果物
 ビタミンCの供給源。その他にもカルシウム、ビタミンB1、B2の供給源にも。
 身体の各機能を調節。

5)穀類、イモ類、砂糖
 エネルギー源(糖質性)
 
6)油脂類、脂肪の多い食品
 エネルギー源(脂肪性)
 また必須脂肪酸の供給源。

とても簡単にまとめると以上のように食べ物をグループ分けしています。

それを、毎日の食卓で4つのお皿(・・・主食(おもに5群)、主菜(おもに1・2・6群)、副菜(おもに3・4群)、汁物)に分けて使うと自然にバランスがとれた食事が出来るのですね。

今日のお話しは基礎の基礎で・・・すみません(>_<)

先日テレビで野菜の話をやっていたのですが、
「野菜はポテトが好きなので、ポテサラとかポテトチップスでごまかしてます~!」

と言っている人を見てしまい、、、これはいけない!と思いまして、
知っているようで詳しくはわかっていなかったりする栄養の基礎を説明したくなってしまいました。

最先端の情報や食事法はとにかく皆さんよく知っていてほんとうに感服します。
しかしその中でも一見面白味のない基礎知識を知っているのと知らないのとでは差が出てくると思うのです。
基礎の栄養知識もあなどれませんよ(笑)


私としてはこの基礎だけでは物足りなく、
薬膳のお話しと出会った時に、
栄養素だけではない食べ物の働きを知り、「これだー!」と思いました。

同じグループ内の食べ物でも自分に合ったものをもっともっと選んで食べられるって嬉しいですよね。
今では食卓でも薬膳の食材帖が大活躍です。
(知識はまだまだなので、一つ一つ調べながらしてます。)

先週の「漢方・薬膳こばなし」の中でも今の季節にあった食材をいくつかあげられていましたね。
ぜひそれらもざっくりグループ分けしてみて、使いやすいものを季節の献立に生かしてみてはいかがかなとおもいます(^^)












2015-06-15 13:00:00

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