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こんにちは。
今日は味覚について書きたいと思います。
新聞やテレビで、有名なフレンチシェフの方が味覚について小学校で食育をしているという話をたびたび目にします。
先日も朝の番組で取り上げられていました。
子どものころは味覚を形成する大切な時期です。
そこでできるだけたくさんの食材に触れる機会を持たせてあげてほしいとのことです。
ごはん、お味噌汁、焼き魚、煮物、酢の物、漬物、、、
昔はおかずが多かった日本の家庭の食卓も、現在はパスタやお好み焼きなどの一品料理が増えてきて品数がとても減っているそうです。
今のご時世、女性も男性も大変忙しいから仕方ない面もありますよね。
それに加え、お母さんが子どもに「今日はなに食べたい??」とリクエストを聞いて作るケースが増えているようです。
すると、子どもは生きてきた年数が短いぶん、食事のレパートリーがとても少ないために同じようなものばかりリクエストする・・・ということです。
食事の時の飲み物についても重要だそうです。
食事と一緒にお茶やジュースを飲みながら食べると、口の中で味が薄まってしまい、よほどインパクトのある味でないとおいしいと感じなくなるようです。
これは皆さんも経験があるのではないでしょうか?
忙しい毎日、無理しすぎない程度で、季節ごとに旬の食材を一つずつお子さんに紹介してしてみてください。
栄養の面だけでなく、丁寧に食べることを育てることもとても大切な食育だと思います。
私が経験したメタボ健診後の保健指導の現場では、
味の濃いものや脂っこいものを大量に食べるのが癖になっている方がたくさんおられました。
「素材を生かしたヘルシーな食事って食べた気がしないから・・・」と。
食事は早くたくさん食べておなかを満たすことが大切、と考えておられる方もたくさんおられました。
子ども時代に食事のことをしっかりと学び身に着けることがいかに大切か・・・とても実感します。
今日はストレスと食事について書きたいと思います。
皆さんも多かれ少なかれストレスをお持ちだと思います。
食事面からの対策を紹介させていただきます。
ストレス対策の栄養素としては・・・
ビタミンC
(ストレスの抵抗を強くする働きがあります。)
かんきつ類・柿・いちご・キウイフルーツなどの果物やブロッコリーなど野菜類、じゃがいも、緑茶など・・・
ビタミンB1
(情緒を安定させる働きがあります。)
豚肉、たまご、大豆、納豆、たまねぎなど・・・
たんぱく質
(ストレスへの抵抗力を強くする働きがあります。)
魚、肉、大豆製品(豆腐、納豆など)、乳製品など・・・
見ていただくとおわかりのように、日々バランスよく食べることが対策の第一ですね。
野菜不足や脂っこいものが多いと感じている方は、基本的なバランス食を心がけてください。
朝に納豆か豆腐、デザートに新鮮な季節の果物を適量摂る、必ず一日2品以上野菜のおかずを摂る・・・など自分のルールを決めて食べると良いですね。
よく、カルシウムが足りないとイライラすると言われますが、
カルシウムは身体の大切な機能を調節する重要な働きをしているために、血液中の濃度はいつもほぼ一定の値に保たれています。血液中でもし不足しても骨を溶かしてカルシウムを血中に供給する働きをします。
カルシウムは神経の伝達に関係していることは確かですが、不足してもすぐに補充されるために実際に「カルシウムが足りないからイライラする」と言うのは言い過ぎのようです。
しかし普段からしっかりとカルシウムの多いものを摂っておく必要はありそうですね。
強いストレスを受けて、食事のことを気遣う余裕がないときもあると思います。
そんな時は細かいことを気にせず、口にして美味しいものを食べて、食べる幸せを優先してください。
少し心に余裕が出てきたら身体に優しいバランス食を心がけてください。
常日ごろから食事で心身を培っておくと、多少乱れても復活しやすいものです。
先日受講した薬膳セミナーでは、
長期間の緊張や強いストレスを受けている時は、香りのよいものを摂ると良いということを勉強しました。
かんきつ類の香りやセロリがおすすめだそうです。
かんきつ類といえば、先ほどのビタミンCもたくさん含まれています。
少し早いですが、もうすぐ旬になるみかんを、香りを感じながら食べるとストレス解消によさそうですね。
柿にもビタミンCがたくさん含まれています。
これからの季節、和歌山の恵みを満喫しながらストレス対策できますね。
(中性脂肪の高い方は摂りすぎに注意です!)
お鍋に入れる春菊もおすすめ。
香りが飛んでしまわないように、食べる直前にさっと火を通して食べると良いですよ。