おいしくなあれ♪
カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
毎日寒いですね。
こんな季節はあったかいお料理がおいしいです。
私も毎日、スープやシチュー、汁物、おでん、グラタンなど・・・寒いところから帰ってきたら 「ほっ」 として食べられるお料理を考えて作っています。
あったかいお料理を煮込んでいるときに、いつもお鍋に「おいしくなあれ」のおまじないをかけます。
何年も前ですが、ヒーリングの勉強をしている管理栄養士の方に、
『飲み物を飲む前に、手をかざして「おいしくなあれ」と気持ちを送るとおいしくなりますよ♪』 と聞いてから、お料理にも「おいしくなあれ」を実行しています。
本当においしくなるので、びっくりです。
きっと意識せずとも、自分のため、家族のためにごはんを作っている人は行っていますよね ^^
冬はゆっくりと煮込むお料理が増えるので、「おいしくなあれ」が大活躍の季節です。
毎日のごはんを(作るのも食べるのも)大切にしている人って、「特に栄養のこと考えていないよ」って言っても、栄養バランスの良いおいしいごはんを作られている方が多いな〜と感じます。
そして、自分や家族のことを思い、心をこめてごはんを用意しています。
「考えて食べましょう!」よりも「大切に食べましょう♪」のほうが、結果的に健康的な食事ができるのかもしれません。
頭で考えることも大切ですが、まずは心こめて心で感じることが大切なんですね。
2014-12-22 08:00:00
じゃがいも
カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
先日、とてもたくさんのじゃがいもをいただきました。
それで近頃は毎日少しずつじゃがいもを使った料理を作っています。
豚汁、カレー、粉ふきいも、ポテトサラダ、千切りにして炒めもの、ポテトグラタン、すりおろしてチーズと混ぜてチヂミ風、ポトフ、おでん、じゃがバター、スープ・・・・などなど
メインになったり脇役になったり。
改めて、、、じゃがいもって本当にいろいろな料理ができて面白いですね!
今日はコロッケです。

(私のコロッケは、ゆでてつぶしたじゃがいもに玉ねぎとひき肉を塩こしょうで炒めて、しょうゆと砂糖で味付けしたものを合わせたるだけの、とてもシンプルなコロッケです。)
コロッケもおうちによって全然タネがちがうので、およばれしていただくと楽しくて勉強になります。
じゃがいもの栄養といえば・・・
主成分はでんぷんですが、ビタミンCがたくさん含まれているのも特徴です。
ビタミンCといえば、免疫力を高めて、美肌にも効果的とされています。
ビタミンCは熱に弱いのですが、いもに含まれるビタミンCはでんぷんにより守られて加熱しても壊れにくいメリットがあります。
料理したじゃがいももしっかりとビタミンCを摂ることができます。
カリウムもたくさん含まれており、余分な塩分を体内から排泄し、むくみを改善してくれる働きがあるとされています。
ビタミン類やうまみ成分は皮の近くに含まれているために、よく洗って皮ごと食べると効果的に摂れます。
しかし、皆様ご存じのとおり、じゃがいもの芽や緑色になった皮にはソラニンという有害物質が含まれ、えぐみの原因にもなり、摂りすぎると下痢などの中毒症状を起こしますので、芽は深めに、緑色の皮は厚めに切りとり、しっかりと取り除いてください。
ちなみにりんごと一緒に新聞紙でくるんで保管すると芽が出にくくなるそうですよ。
明日は何を作ろうか・・・、最後の一個までおいしく食べられるようにがんばります♪
2014-12-15 08:00:00
おいしく食べること
カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
今日は私の母について書きたいと思います。
私の母はがんで、現在抗がん剤治療をしています。
もともと食が細いのもあるのですが、抗がん剤の副作用もあり食事が思うようにできません。
食べたいものが思い浮かばない・・・
「これを食べたい」と思っても買ってきたり作ったりしたら、もうその時点では食べたくない・・・
何を食べてもおいしくない・・・
と、辛そうによく話しています。
私は管理栄養士ですが、
いつもビタミンがどうとかカロリーがどうとか家族にもちゃんと指導しているわけではありません。
おいしいと思う気持ちやその人の食事は、いくら家族でもそのひと個人のものなので、知識は話せても強制したり立ち入ることはできません。
そして食べることが出来ないと、栄養もなにも・・・役には立ちません。
薬の副作用や身体の機能的な問題もありますが、おいしく食べるということは精神的なこともとても深くかかわっていると思います。
たとえおいしく食べることが難しくても、しっかりその気持ちを受け止めてあげ、一緒にどうすればよいか無理なく出来ることを考えたり、楽しい雰囲気で食事ができるように楽しくお話ししながら食事したり、つらくて食べられない時もただ一緒にそばにいて会話をしたり、気分を変えて外で食べてみたり、、、気持ちに寄り添ってあげることが大切だなと感じます。
食べることは栄養を考えることも大事ですが、おいしく幸せであることがもっとも基本で大切であると母の看病で気づくことができ、とても感謝しています。
2014-12-08 08:00:00
ごはんの思い出
カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
今日も「管理栄養士の食事ノート」をのぞいてくださりありがとうございます!
先週はブログをお休みしてしまい、申し訳ございません。
今日は一人一人にある「ごはんの思い出」のことを書きたいと思います。
みなさんの思い出の中に、ごはんや食べることにまつわることたくさんあると思います。
たとえば私の場合・・・
父がとても食いしん坊で、よく子どもの私のおやつまで食べてしまったこと(笑)
兄もいたので食べるものを取られた記憶が残っています。
お鍋などをすると、食べたいものはすぐにとられてしまいます。
(とった人達は覚えていないようですが・・・(^^; )
悔しくて、誰かにとられないように時には隠れてこっそりと、そして食べたいものは素早くたくさん食べようとする癖がついてしまいました。
大人になった今でも「とられる」気持ちが残り、もう誰にもとられないのに、早く食べなくちゃ!って思うことがしばしばあります。
特にデザートは「食べるの早いね~」と言われることが多々あります。
そんな時、昔の気持ちに縛られていることに「はっ」と気づくと、心が解放されてゆっくりと自分のペースで適量食べられるようになります。
ダイエットや食生活改善をしようとして、いろいろな情報を得て、「あとは実行のみ!」なのにうまくいかない時、ご自分の「ごはんの思い出」を振り返ってみると自分の心の奥を覗くことができ、何かヒントになることがでできます。
たくさん知識はあるのに、なかなか上手くいかない時、みなさんの「ごはんの思い出」を一度ゆっくりと振り返ってみてください。
うまくいくヒントは自分の中にあるかもしれませんよ。
話は変わりますが、寒くなってきたので、おでんを作りました。
ごく普通のおでんですが、、、子どものころ寒い季節に母が作ってくれ、食べて温まった、思い出の母の味のおでんです。これを食べると、体だけでなく気持ちもあったまります。

今週はとても寒くなるようですので、皆様あったかいものを食べて風邪などひかないようにしてくださいね。
2014-12-01 08:00:00
甘味料について思ったこと
カテゴリ : [月]管理栄養士の食事ノート
こんにちは。
今日も「管理栄養士の食事ノート」をのぞいてくださりありがとうございます!
今日は甘味料のことを書きたいと思います。
先日、栄養の情報紙で甘味料のことを読みました。
ここで一部紹介させてもらいます。
世界保健機関(WHO)は2014年3月、
糖類摂取の目安として総エネルギー摂取量の5%未満とするのが望ましいとするガイドライン案を公表しました。
これは普通のBMIの大人であれば糖類25g(ティースプーン6杯程度)に相当します。
炭酸飲料であれば1缶(350m)に40g程度入っており、1本飲むだけでオーバーです。
そこで、代わりに糖類以外の甘味料の利用が増えてきます。
天然甘味料の食品添加物であるステビアや甘草由来のグリチルリチン、
人工甘味料のサッカリンやアスパルテームなど。
その他にも糖アルコール(エリスリトール、キシリトールなど)
サッカリンは以前は発がん性があると言われ、その印象が強く残っているものですが、その後の数々の実験から発がん性は認められず、今では日本でも海外でも食品添加物として使用を認められています。
アスパルテームも発がん性や神経系に毒性があるなど、近年すさまじい批判にさらされましたが、WHOやアメリカ食品医薬品局(FDA)などが徹底的な評価を行い、どの機関も安全との結論を下しています。
添加物はできるだけ摂りたくない!と言う人も多くおられますが、その一方で甘味料を欲している人も多くおられます。
そうした人が安全に安心して食べていいということを示す試験データはそろっており、現時点での最上の科学に基づき検証されていると考えられる
・・・といった記事でした。
しかし、最後にこんな一文が・・・
(記事を書いた方は)甘味料独特の甘さが好きではないのです。
人工甘味料はあまりとっておらず、甘いものが欲しいときには糖類を使ったものを少し楽しみます。
私自身が記事を読んで思ったことは、
長年の実証に基づいた安全性とは異なり、
「現在の最上の科学」では安全と言われていても、科学は日進月歩ですし、(今までもそうだったように)いつどのように変わるかわからないので不安だなと感じました。
高度の肥満や糖尿病患者の方など、厳しい制限のある方や治療のためにやむを得ない場合に使うのはとても便利で、食生活の質を保つことができ良いかもしれません。
「(病気などに)なってからの対策」、ももちろん必要ですが、
昔から使われていて本当に美味しく安全と実証されているもので食生活が満足できるように、
健康を保つことに力を入れること、生活習慣病予防の大切さを深く実感しました。
2014-11-17 08:00:00