おはようございます。
いつもブログ「お坊さんの1分説法」を
お読みいただき、ありがとうございます。
前回書きました「仏性(ぶっしょう)」の育て方について
今日は書きたいと思います。
みんなには、仏性(仏になれる性質)が備わっています。
が、なかなか普段はそれを垣間見ることができません。
それは、心の中心にある仏性のまわりを
煩悩が埋め尽くしているからです。
煩悩は108あると言われますが、それを簡単に3つでいうと
「三毒(さんどく)」というものがあります。
三毒とは、「貪(とん)」・「瞋(じん)」・「痴(ち)」の3つです。
「貪」とは、むさぼりの心、
人間の欲は尽きることがないといいますが、
あれしたい、これしたい、という際限のない心。
「瞋」とは、怒りの心、
まわりが見えなくなるほどの怒りの心。
怒りの炎によってすべてがなくなってしまうほど恐ろしいものだ
と仏教では教えています。
「痴」とは、無知の心。
物事の本質を知らずに、曲がったものの見方をすることです。
この3つの毒におかされないようにすることが、
仏性を育てる第一歩となりますので、
心がけてみてください。
続きはまた次回書きます。