オンリーワン
カテゴリ : [火]お坊さんの1分説法
おはようございます。
いつもブログ「お坊さんの1分説法」をお読みいただき
本当にありがとうございます。
昨日はSMAPのおそらく最後の番組があり
ニュースになっていました。
最後に歌われていたのはやはり
「世界に一つだけの花」でしたが、
「ナンバーワンにならなくてもいい、
もともと特別なオンリーワン」
というフレーズは、
たくさんの人を勇気づけたことと思います。
『ぼくを探しに』という絵本があります。
主人公はボールのようにまるい形をした「ぼく」。
その「ぼく」には欠けている部分があり、
そのために速く転がれません。
それがおもしろくなくて、
「ぼく」は自分のかけらを探しに旅に出ます。
完全なまるい形になれば幸せになれると思ったからです。
あまり速く転がれないおかげで、
蝶がとまりに来てくれたり、
ミミズと話をすることができて、
だいじな「ぼく」のかけらを探す旅なのに
鼻歌が出てきます。
ある日、とうとう「ぼく」にぴったりなかけらが見つかり、
「ぼく」は喜んで転がり出すのですが、
今度はあまりに速く転がりすぎて、
小さなミミズとも話せなくなり、
花のいい香りもわからなくなり、
蝶もとまりに来てくれなくなってしまいます。
そこで「ぼく」はせっかく見つけた自分のかけらを手放し、
「なるほど、そういうことだったのか」
とつぶやきます。
なにかとナンバーワンを目指すことのおおい人間社会ですが、
もともと、オンリーワンであることを忘れないで
日々をしっかりと歩んでいきたいものです。
2016-12-27 07:23:00
ひどく寒い日
カテゴリ : [火]お坊さんの1分説法
おはようございます。
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明日は冬至です。
いよいよ寒さが本格化してきました。
最近、日本人が「寒い」と感じる温度が
年々高くなってきているそうです。
エアコン等の普及により
快適な住環境が整ってきているため
それに慣れてしまっているからだと言われます。
暖かさを感じにくくなっているということですが、
せめて、心の暖かさというものは
敏感に感じとっていきたいですね。
河野進さんという和歌山県出身の詩人が、
外国での出来事を紹介した詩を紹介します。
しきりに雪がふる 冷えきった夕暮れ
有名な説教家 フィリップ・ブルックスが
街角でぼろ服をまとい ふるえながら
新聞を売っている少年の前に立ちどまり
夕刊を買って 少年に声をかけた
今日はひどく寒いね
少年は明るい声で元気よく答えた
ええ寒かったです あなたが来られるまでは
2016-12-20 08:00:00
師走
カテゴリ : [火]お坊さんの1分説法
こんばんは。
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もう年の瀬ですね。
仕事もプライベートも忙しいこの頃ですが、
いかがお過ごしでしょうか。
このブログを見ていただいていく時間が
つかの間のひと休みになれば幸いです。
何ごとも時間に追われがちで
慌ただしく忙しい年末ですが、
「慌ただしい」とは、「心(りっしんべん)が荒れる」
と書きます。
そして、「忙しい」とは、「心を亡くす」と書きます。
心を荒らすことなく、なくすことなく、
時間のないこの時期だからこそ
急がば回れ、で
一度立ち止まり、自分を振り返り、
進むべき方向を見定めて
行動することも大切だなあとおもいます。
2016-12-13 17:54:00
わたしと小鳥とすずと
カテゴリ : [火]お坊さんの1分説法
こんばんは。
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今日は、大変有名ですが
金子みすゞさんの詩
「わたしと小鳥とすずと」
を紹介したいと思います。
「わたしと小鳥とすずと」
わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地面(じべた)をはやくは走れない。
わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんのうたは知らないよ。
すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。
ものごとを一方からしか見ないのは
偏った見方、偏見になってしまいます。
広い視野で、両面から見ると、
色んな良さが見えてくることも
多いのではないでしょうか。
2016-12-06 20:10:43
常識を疑う
カテゴリ : [火]お坊さんの1分説法
おはようございます。
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さて、なにか、道に迷った時、
壁にぶち当たった時、
解決する方法の一つが
「常識を疑うこと」
ではないかと思います。
これまでの自分が「常識」だと思っていたことは
実は思い込みにすぎなかったり、
これまで、社会が「非常識」としてきたことの中に
実は正しいことが含まれていたり、
ということがよくあります。
特になにか新しい「発明」となると
ほとんどがそうではないでしょうか。
そこまで大それたものでなくても、
思い切って普段の自分ならしないこと、をしてみると
うまくいくきっかけになったりすることもあります。
世の中は、諸行無常(何ごとも移り変わること)なので、
以前うまくいったことが、また今回もうまくいくとは、
また、以前うまくいかなかったことが、今回うまくいかないとは
限らないのです。
ちなみに「分別(ふんべつ)がある」というと、
「常識をわきまえている」という意味で使われますが、
この「分別」という言葉、実は仏教語で、
仏教では「物ごとをありのままに見ず、
主観的に、良い・悪いといった区別をすること」
をいいます。
わたしたちが「常識」だと思っていることは
もしかしたら、先人や親、先生などの「主観的なものさし」
による考え方かもしれませんよ。
2016-11-29 08:00:00