本山での研修
カテゴリ : [火]お坊さんの1分説法
おはようございます。
いつもブログをお読みいただき
ありがとうございます。
今は年に2度ある本山での研修中です。
本山に来ると毎回、修行時代を思い出し
(その時だけでも・・・)引き締まった思いがするものです。
さて、いよいよ今週末に
こうしん堂3周年記念セミナーで
お話をさせていただくのですが、
何を話そうかなと思いながら
研修の合間、本山の境内(けいだい)を歩いておりました。
まずはカンタンに「仏教とは」という話と、
意外と聞かれることの多い「宗派ってなにがちがうの?」
という話をしてみようかなと思いました。
前回(1年半前ですが)にお話させていただいた際にも
アンケートに質問をいただいていたので、その話を少し、
そして仏教の考え方を活かして
ストレスと「共に生きる」方法を一緒に考え
実践してみれればと思っています。
最後のはうまくできれば最高ですが
どういったものがよいか、1週間かけて研修の合間に
楽しめる内容を考えていきたいと思います。
ということで内容の告知になりましたが、
みなさんにお会いできるのを楽しみにしています。
梅雨ですが週末はいいお天気になればいいですね。
2016-06-28 07:01:07
3周年
カテゴリ : [火]お坊さんの1分説法
おはようございます。
いつもブログをお読みいただき
ありがとうございます。
ここ2週間お休みしてしまい、申し訳ありませんでした。
またこれからよろしくおねがいします。
そして、こうしん堂3周年、おめでとうございます。
私も普段から大変お世話になっていますので
とてもうれしく思っています。
ちなみに仏教でも「3」は吉数だとされています。
7月3日(日)の3周年記念セミナーでは、
久しぶりにお話をさせていただきます。
「ストレスと共に生きるには」というテーマで、
「超入門」の仏教講座をさせていただく予定です。
ストレスの多い現代社会において、
それに押しつぶされずに生きていくには
どのような方法があるか、
約2500年つづく仏教の教えの中から、
ヒントとなる考え方をお伝えしたいと思っています。
仏教の話なんかはじめて聞くという方にも
わかっていただけるようにお話しようと思っていますので、
ぜひご参加ください。
前回ご参加いただいた方にも
飽きずに聞いてもらえるよう
ちがう内容で話したいと思っていますので、
またお会いできるのを楽しみにしています。
梅雨でじめじめしますが、
気持ちだけはすっきりとして過ごしたいですね。
仏教には「身心一如(しんしんいちにょ)」という言葉があります。
曹洞宗の開祖、道元禅師のことばだと言われていますが、
文字通り、体と心は一つのものであり、
分けることはできない、という意味です。
姿勢を正し、胸をはって、ニコッとしてみましょう。
それだけで少し、いい気分になったりするものです。
自分で気持ちをコントロールすることは難しいものです。
身心一如。体で心をコントロールするというのも一つの
ストレスと共に生きる方法かもしれませんね。
2016-06-21 06:26:23
縁起
カテゴリ : [火]お坊さんの1分説法
おはようございます。
いつもブログをお読みいただき
ありがとうございます。
ここのところ、
「あたりまえのことを大切に」
という話をしていますが、
仏教の根本的な教えのひとつに
「縁起(えんぎ)」という教えがあります。
「縁起」とは、「縁(よ)って起こる」
という意味です。
つまり、原因があるから結果がある、ということです。
前にも書いたかもしれませんが、
私たちには、両親がいます。
両親にもそれぞれ両親がいます。
両親を1世代前(父母)の2人とすると、
2世代前では4人、3世代前では8人になり、
10代さかのぼれば、1024人になるといいます。
この1000人のうちの、1人でもかけると
今の自分はいないことになります。
この1000人(20代前で約100万人だそうです)
が1人もかけず繋いでくれた(原因)から、
今の私たちがいる(結果)ということになります。
あたりまえのようなことでも
実は貴重でありがたいこと。
よく見れば、
日々の生活の中にも、たくさんあるのではないでしょうか。
2016-05-31 07:30:00
ただ
カテゴリ : [火]お坊さんの1分説法
こんばんは。
ここのところ、更新が遅くなって申し訳ありません。
今日もひとつ詩を紹介したいとおもいます。
河野進さんという人の「ただ」という詩です。
「ただ」
最も大切なものは
みな ただ
太陽の光 野や山の緑
雨や川の水 朝夕のあいさつ
神への祈り そして母の愛
私たちが生きていくことは、
ただのものによって支えられています。
太陽、水、緑、・・・。
けれど、ただだからこそ、
粗末にされがちなのではないでしょうか。
科学が進歩し、
人間の力で何でもできそうに思ってしまいがちですが、
やはり、ただのものには勝てませんね。
2016-05-24 21:07:36
101回目
カテゴリ : [火]お坊さんの1分説法
こんにちは。
今日は、大学の先生に教えていただきましたが、
島田陽子さんという詩人のかかれた
「あたりまえのこと」という詩を紹介したいと思います。
あたりまえのこと
さかなは みずがだいすきで
とりは そらがおきにいり
みみずは じめんのしたがよく
わたしたちは まちやむら
まるくてあおい ちきゅうのうえで
みんなそれぞれ いきている
あたりまえのことだけど あたりまえのことだから
ときどきわすれて へまをする
今日はもしかしたら地震が起こるかもしれない、
という話をお聞きしました。
今のところ、大丈夫なようですね。
しかし、和歌山もいつ地震に見舞われるかわからない
と言われています。
災害に遭えば「あたりまえ」と思っていたことが
あたりまえではなくなってしまいます。
また、テレビで、芸人の方が話されていましたが、
実家が大変なお金持ちで、
少しの距離でもタクシーに乗るのが当たり前だと思っていた。
中学時代、学校帰りにみんなでタクシーに乗ろうよと
言ったら、友達から奇妙な顔をされた
学生時代は友達が少なかった、
という話をされていました。
恵まれた状況が「あたりまえ」だと思っていると
このような落とし穴があります。
よく言われることですが、
隣にいる家族や友人、恋人、同僚などが
やさしくしてくれていることも
決して「あたりまえ」ではなく、
ありがたいことですね。
このことを忘れると、
横柄な態度をとってしまうなど「へま」を
してしまうことになるかもしれません。
私自身も気をつけていきたいとおもいます。
2016-05-17 18:15:46