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毒矢

カテゴリ : [火]お坊さんの1分説法
おはようございます。
先週はお彼岸に急な法務が重なってしまい、
お休みさせていただきました。
また今週からどうぞよろしくお願いします。
 
もしかすると、以前にも似た内容を書いたかもしれませんが、
今日は「毒矢のたとえ」について書きたいとおもいます。
 
お釈迦さまに新入りの弟子が
死後の世界や輪廻転生(りんねてんしょう)について
詳しく詳しく訪ねた物がおりました。
お釈迦さまは、対機説法(たいきせっぽう)と言い、
その弟子ごとに、合った説法をされていましたが、
死後の世界については多くを語られませんでした。
 
しかし、その弟子の質問に対しては、
次のような「毒矢のたとえ」で諭されたといいます。
 
 
毒矢に射られた男がいる。
そこへ医者がかけつけて、矢を抜こうとした。
だが、男は頑固者で、こう言った。
「矢を抜いてはいけない。
抜く前に、それを射た者が、
誰で、何の目的で私を射たのか、
またその弓はどんな素材でできていたのか、
そしてどんな種類の毒が塗られていたのか、
すべてはっきりしないうちは矢を抜いて治療してはいけない。」
こんな頑固者に出会ったらどう思うか?
 
はい、先に矢を抜かなければいけません。
そうしないと、何も知らないうちに死んでしまいますから。
 
 
このたとえは、2つのことを示しています。
 
1つは、お釈迦さまはこの世は苦だと言われています。
この世こそが毒矢であり、
その後(死後)どうなるかを考える前に、
現在、この世の苦(毒矢)を取り除くことが先決だということ。
 
もう1つは、苦からのがれ、さとりを得るための修行は、
(仏教を)すべて知って、理解してから行うものではないということ。
知って理解してから行おうとすれば、理解できないうちに
人生は終わってしまう、ということです。
 
 
前者の理解は、
【死んだらどうなるか】とらわれている人に向けて
よくお伝えします。
仏教は決して死にまつわるものではなく、
よりよい生き方を教えるものです。
 
後者の理解は、今風に言うと、
【目の前のことからまずはやってみる】
ということではないでしょうか。
少しかみ砕いて言い過ぎているかもしれませんが、
すべてを理解してから動くのではなく、
行動しながら考えていくことが、
ものごとを早く進める秘訣ではないかなとおもいます。
2015-09-29 07:20:41

やめられない

カテゴリ : [火]お坊さんの1分説法
おはようございます。
いつもお読みいただいてありがとうございます。
 
先週、人生は苦だ、ということを書きました。
では、そうなってしまうのは何故か、
ということです。
その原因の一つが、人間は、執着(しゅうちゃく)してしまう
ということだと、お釈迦さまは教えています。
 
煩悩のひとつに、貪(とん)というものがあります。
サンスクリット語で、トリシュナーといい、
訳すと、執着することです。
 
 
あるところに、農家の人がいました。
道端に、乾いた牛糞がたくさん落ちているのを見つけて、
「これはいいものがあったぞ、いい肥料になるだろう」と思い、
山のように糞をかき集めて、重いのを我慢して、家に向かっていきました。
 
ところが途中で大雨が降ってきて、
背中に背負っていた山のような糞は、雨水のために溶けて流れ出してしまいました。
 
臭い糞の汁は、彼の全身に流れ、ひどい臭いと汚さでしたが、
彼はせっかくここまで運んできたのだと思うと、
どうしても捨てられず、彼はベトベトの糞を担いだまま歩き続けました。
 
家についた頃には、牛糞は跡形もなく、
彼はひどく汚れているだけでした。
 
 
人は、一度何かを始め、それが快感であると、
それが自分にとって意味のないことや、悪いことだとわかったとしても、
なかなかやめられないものです。
 
人生の苦を軽くする方法の一つは、
この「執着」から離れることだと教えられています。
 
なかなか簡単にできることではありませんが、
自分が今そうなっていないか振り返ってみるだけでも大切なことだとおもいます。
時々、思い返してみてください。
2015-09-15 07:25:24

「苦しいなあ」

カテゴリ : [火]お坊さんの1分説法
おはようございます。
いきなりですが、みなさん、悩みごとはあるでしょうか。
 
仏教では、人生は苦であると教えています。
 
おそらく、悩みごとのない人なんかいません。
一人だけじゃなく、みんな苦しんでいるのです。
 
もちろん、程度の差はあると思います。
それでも、みんなが悩んでいる。
誰もが思い通りにいかないのが人生ですよ、
ということをお釈迦さまは教えています。
 
昔の仏教説話にこのようなものがあります。
 
 
ある時、若い僧が、宿がなくて困っていました。
何軒かの家に、泊めていただけないかと聞きましたが、
見知らぬ若い僧を泊めてくれる家はありませんでした。
 
何軒か断られた後、ある夫婦の家をたずねました。
その夫婦は大変信仰に厚く、
色んな寺院を巡ることを楽しみに生きておりました。
 
そんな夫婦ですので、喜んで僧侶を泊めてくれました。
翌朝、本当にありがとうございました、
何も持っておらず、差し上げるものがないのですが、
私にできることなら何か、
とたずねましたら、
その夫婦は、もしよろしければ、と
私たちは、色んなお寺を回らせていただき、
説法を聞くのを楽しみにしております。
簡単でいいので、少しお話をしていただけませんか?
 
若い僧侶は困ってしまいました。
修行を終えたてで、人前でお説法などしたことがありませんでした。
「うーん、苦しいなあ。
困った、苦しいなあ。」
と心の声が口に出てしまったといいます。
 
すると、その老夫婦は、
「ありがとうございます。」
と感動されていた。
 
人生は苦しいということですね、
みんな苦しい中、よりよく生きようとがんばっている。
私たちもそうしないといけない。
本当に大切なことを教えていただきました。
ありがとうございます。
 
 
この話には色んな解釈ができると思いますが、
一つは、同じ出来事でも、受け取り方によって
意味づけが変わるということ。
 
僧侶は自分の心の内を漏らしただけなのに、
それを聞いた夫婦側の受け取り方によって、尊い教えになったということ。
僧侶でも苦しいんだなと気づいて、安心したのかもしれません。
 
もう一つは、文字通り、人生は苦であるということです。
思い通りにならないのが人生。
その中で、いかに前を向いて生きていくか。
 
簡単にそうできない時のために、宗教があると私は考えています。
 
自分を拠りどころ、頼りにして生きていくことも大切です。
けれど、そればかりでは、慢心が起きてしまいますし、
本当に自分の力でどうしようもないことにぶち当たった時、
乗り越えられないかもしれません。
 
その時に、信仰心のある方ならどうでしょうか。
 
阿弥陀さまにおすがりする。
家の神棚に手を合わせる。
ご先祖に語りかける。
なんでもいいとおもいます。
 
人生は苦というのは、自分の力だけで思い通りにならないということ。
そんな時に、信仰する対象があるのとないのとでは、
大きくちがってくると私は考えています。
 
2015-09-08 07:39:22

早いもので・・・

カテゴリ : [火]お坊さんの1分説法
おはようございます。

早いもので、もう9月ですね。
9月は、秋のお彼岸があります。
8月にお盆が終わり、一息ついたかと思うとお彼岸で、
私のまわりのお坊さんたちも、意外と忙しくしています。
 
秋のお彼岸は、秋分の日をはさむ前後1週間のことをさします。
(今年は20日~26日です。)
昨年も書きましたが、
このお彼岸という行事は、日本にしかない仏教行事です。
秋分の日は、太陽が真西に沈みますが、
その西方の彼方(かなた)に、
ご先祖がいらっしゃる極楽浄土があり、
その日は最も、西方に思いをはせやすいことから、
重んじられてきました。
 
実は、日本の法律でも、
秋分の日は、「先祖をうやまい、亡くなった人をしのぶ」日
と定められています。
 
最近テレビでお坊さんの番組がやっていますが、
ぜひお彼岸も特集していただいて、
このようなことが周知されたらいいなあと期待しています。
 
私も毎週見ているわけではないのですが、
どうやらお盆についても放送されていたようで、
「お盆まいりの時にクーラーがついていると助かる」
というようなことを話されていたようです。
 
お盆まいりの際に「涼しくしていただきまして。」
と言うと、「いやーテレビで見てねえ。」
と何度か言われました。
私は見ていなかったのであまり話を広げられませんでしたが、
改めて、テレビ、メディアの力というのはすごいなあと思いました。

このブログでも、もっと普段の生活に役立てることができるような
仏教の教えや考え方を発信していけるようがんばりたいとおもいます。
 
2015-09-01 07:31:00

あいあい傘

カテゴリ : [火]お坊さんの1分説法
こんばんは。
更新が夜中になってしまいました。
なぜか1日かんちがいしてしまいました、申し訳ありません。

今日はちょっといつも趣向がちがいますが、
さきほど少し疑問に思ったことをかいてみます。
 
相合傘が禁止の学校があるという話を読みました。
「恋愛禁止の学校があるんだ」という話ではなく、小学校の話です。
 
ことの発端は、
「今日は雨が降るというからうちの子に傘を持たせたのに、
傘を持ってこなかった子のせいで相合傘をしたうちの子が
ずぶ濡れになり帰ってきた」
という親からの苦情が多くあったことだといいます。
 
考えてみればありそうな話ですが、
相合傘を禁止したら、傘を持ってる子は、
ずぶ濡れになっている子を見捨てて帰れということになるのでは、
というふうに書かれていました。
本当にその通りだとおもいます。
 
それを平気でできる小学生を育てる。
変な教育になってしまうように感じました。
 
子ども同士の相合傘は、下手かもしれませんが、
見ていて心が温まります。

一緒になって濡れてあげることも
時には必要ではないでしょうか。
2015-08-25 23:00:43

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