おはようございます。
週末、先輩の晋山式(しんざんしき/しんさんしき)
に出てまいりました。
晋山式とは、そのお寺の住職に就任する儀式のことです。
各宗派によって行い方はちがいますが、
新住職のお披露目です。
禅宗のお寺でしたので、私は初めてだったのですが、
「問答」を見させていただきました。
専門でないので詳しくは書きませんが、
迫力のあるものでした。
日本仏教にはたくさんの宗派があります。
しかし、仏教の目指すところは同じです。
悟りを目指すこと、自らも仏になること。
宗派のちがいを聞かれた時には、
よくあるたとえですが、
頂上は同じ。その山の登り方がちがうだけです。
と説明します。
どの宗派も、頂上を目指しているという点では
何のちがいもないのですが、
とるルートがちがいます。
それが、坐禅であったり、念仏であったり、
お題目であったり、ご真言であったりするわけです。
どの宗派も頂上は同じですから、共通するところは多いです。
作法も、読むお経も、同じものもあります。
宗派の垣根を超えて、
仏教者が連携していくことができれば、
もっと仏教が親しみやすくなるのではないかな
という思いを持ちながら、
他宗の先輩の晋山式に参加させていただいた週末でした。