厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」がこの4月から改正され、塩分摂取の目標値が引き下げられました。
18歳以上の男性で9g未満から8g未満へ、女性で7.5g未満から7g未満へ変更されました。
厚労省によれば平均摂取量は男性で11.1g、女性で9.4gで日本人は塩分過多傾向だそうです。
(ちなみに塩は小さじ1で6gです。)
テレビでも最近、それに伴い減塩の話が放送されていました。
夕方の報道番組では先日、和食を進化させた「にゅー和食」と言うものを紹介していました。
「にゅー」とは、「乳」です。
つまり牛乳を使った新しい和食です。
「乳和食」を研究している管理栄養士さんのレシピを紹介していました。
さばの味噌煮を牛乳を使って大幅に減塩しており、美味しいと絶賛されていました。
他にも牛乳を使った味噌汁や煮物は以前からよく栄養士のレシピで使われてきました。
牛乳はコクとうまみが強く、塩分控えめでも物足りなく感じないのが強みです。
カルシウムを効率よく摂りたい方にはよくおすすめされています。
・・・一方で、牛乳は苦手な人も多く、体質的にも合わない人が多いのも事実です。
健康に気を付けている人の中には牛乳を控えている人も多くいますよね。
私自身も牛乳は体質に合いません。
そこで私は牛乳を使うようなメニューは豆乳を使っています。
クリームシチューやチャウダーは豆乳だと程よい甘みがあり、とても美味しく仕上がりますし、お腹が痛くなることもなく満足しています。
牛乳味噌汁をやってみたいけど、どうかなぁ?と思われている方にはまず豆乳をおすすめします。
古典的な方法も決してあなどれません。
味噌汁はしっかりと出汁をとり、うまみを生かすと味噌の量を無駄に多くせずとも美味しくいただけます。
今はだしパックがあるので手軽に美味しい本格出汁をとれるので便利ですよね。
精進タイプもあるので色々と楽しめます。
そして生姜パウダーを入れてほんのりしょうが風味にするとさらに減塩にも役立ちます。
以外に家族も気づかず美味しく食べてくれます。
魚の下ごしらえの塩はつけすぎない(またはつけない)でも、つけた場合とそんなに味は変わらないとの報告はよく言われています。
野菜のドレッシングは市販に頼らずに、美味しい塩を少しと良い油(インカインチオイルなど)を少々かけることで美味しく減塩できます。
特別なことをするのに抵抗のある方は、
出来るだけ加工食品を避けることや、
本当に美味しくて安心な調味料を使ったり、食材に少しこだわったり、新鮮なものを選んで食べたりすることだけでも減塩を実行できると思いますので、心がけてみてはいかがでしょうか?