おはようございます。
いつもお読みいただきありがとうございます。
昨晩、お坊さんを特集したテレビがやっていました。
ゴールデンタイムで、
しかも1回ではなくこれからも続くそうで、
何度かお話したことのある方も出演されていて、
びっくりすることだらけでした。
途中、修行僧に密着のコーナーがあり、
修行時代を思い出し、新鮮な気持ちで今朝を迎えています。
さて、前々回の続きの「無財の布施」ということですが、
仏教の一番大切なことの一つだと思っています。
布施(ふせ)とは、お坊さんに金品を差し出すことではないよ、
と書きましたが、布施とは、
自分が持っているもの(物でも労力でも)を人のために役立てること
を言います。
そして、見返りを求めないことが重要です。
よい副産物があるとすれば、
自分の心がすがすがしくなることくらいでしょうか。
何か差し上げることが大事だというと、
差し上げる物やお金がなかったり、
労力だといえば、病気で寝ている時はできない
ということになります。
が、そうではありません。
私は僧侶とともに薬剤師の仕事をしていますが、
病院でベッドサイドに行き、
お薬の説明をしたり相談にのったりします。
そんな時に、笑顔で「ありがとう」
と患者さんに言ってもらいますと、
本当にいい気持ちになります。
熱があったり体が痛いときは仕方がありませんが、
それがましな時は、ほほえみや優しい言葉を
差し上げることができるのです。
そんなお顔やことばに
私たちも教えられたり、慰められたりします。
テレビでは厳しい修行にスポットが当てられていましたが、
普段の生活の中でもできる
笑顔で話す、笑顔であいさつをする、ということが
ある意味では、一番簡単で効果の得やすい修行ではないでしょうか。