おはようございます。
昨日もお坊さんのテレビを見ました。
どうしても極論になりがちなところは
あると思うのですが、
こうやってお寺や仏教が注目されるのは
本当にうれしいことです。
さて、先日勉強会で、「傾聴(けいちょう)」
について学びました。
傾聴とは、辞書での意味は
「耳を傾けて、熱心に聞くこと」
ですが、
ここで書く「傾聴」は、
「傾聴ボランティア」のことをいいます。
傾聴ボランティアとは、
京都ノートルダム女子大学の村田久行教授が
呼称したのが始まりだそうですが、
「(高齢者や病気の方、震災の被災者など)
悩みや寂しさを抱える人の話を真摯に聴くことで
相手の心のケアをする活動」
をさします。
カウンセリングと異なり、
問題解決のためのアドバイスなどは行わない
ことが大事だそうです。
「聴く」ことは、それだけで援助になるそうです。
絶望した人や、孤独の苦しみを味わっている人の
「誰にもわかってもらえない苦しみ」は、
「誰かにわかってもらえた」となることが
1番の救いになります。
人のことを理解するのは本当に難しいと思います。
そのことをわかった上で、
ただ寄り添うことが大切だそうです。
傾聴は、ある意味では誰にもできることです。
ですので、機会があればやってみてください。
その時のポイントは、
「いったん全部受け入れること」だそうです。
相手が何を言っても否定しないこと。
「そんなこと言っちゃいけないよ」
という気持ちを少しでも持ったら傾聴にはならないので、
とにかくひたすら受け入れましょう
と講師の先生はおっしゃっていました。
最後に、「聞く」と「聴く」のちがい
についてはよく聞く話ですが、
実は「聴」という字は、「ゆるす」
とも読みます。
相手のことを「許す」という心の働きを含むのが
「聴く」ということなのだそうですよ。