こんにちは。
今回は栄養相談をして、残念だな~(>_<)と思ったことをお話しします。
以前、(こうしん堂ではないのですが)メタボ健診の後の食事指導を行っている時に、ある方が言われました。
「健診の結果を見て、お腹周りや血圧も気になるし、朝ごはんを健康的なものに変えたんですよ。」
聞いてみると、
以前は甘い菓子パンなどをたっぷり食べていたのを、
ご飯にかえて、そこに小さな梅干しともずくと納豆をかけてミニ丼にしたとのこと。
ご自分では身体の調子も上向きだと感じておられました。
私は、
「いいですね~!!身体の調子も良くなってきているようですし、このまま続けましょうか(^^)」
と言いましたが、そのかたは・・・
「実は・・・以前他の場所で別の方に指導を受けた時に、『〇〇さんは血圧が高いのに、その朝ごはんだと塩分摂りすぎになりますよ!』と注意されて・・・迷っているんです(>_<)」
とのこと。
良いことをしたから褒めてもらえる♪ と思ったのに逆に注意されてしまい、やる気が少し失せた様子でした。
とても残念な気持ちになりました。
血圧=塩分が悪者!! とは思われがちですが、
お腹周りの脂肪を落とすことで血圧が安定することも事実です。
肥満がある方の高血圧はまず減量を試みることが多いです。
この方の場合は、まずは甘い菓子パンを控えて、お腹周りの脂肪を落とすことを試みることが良いと思われました。
それに梅干しには疲労回復効果、納豆には整腸効果、もずくには胃腸をととのえる働きなど、、、からだの調子を整えるのにとても良いしごとをしてくれる食べものたちです。
甘いものの摂りすぎはビタミンB1やミネラルを消費してしまい、からだのだるさなどを招くので、調子も良くなってきたのかもしれません。
からだの調子が良いと本人が気づくと、食事改善はやる気が増してどんどん進んでいくものです。
この検査値にはこれ!!
といった固定観念にとらわれすぎると、
本質を見失うことがあります。
あまり残念なお話しをするのもどうかと思いましたが、
健診の結果などから食生活を考える時の参考になれば・・・と思います。