いつも、こうしん堂ブログ「漢方・薬膳こばなし」を
お読み頂き有難う御座います。
先週予告させて頂きましたように、今週は「肌トラブル」
について、書き込ませて頂きます。
肌は、五臓ではもちろん「肺」に分類されます。
肺は、呼吸器とも関係が深く、共通するのは
常に外気に触れているところになります。
気温変化や湿度変化・空気汚染は、「肺」にとってとても
ストレスを受けるところであると思います。
そう考えると、昔のひとがこの2つの機能を同じものと
考えていたことはとても納得がいきます。
たとえば、お子様でアトピーを罹患されている子が
小児喘息も罹患していることを、比較的目にします。
このようなことからも皆様もご理解しやすい事例として
認識できるのではないでしょうか?
では、お話を少し戻して「皮膚トラブル」について
書き込ませて頂きます。
当店でよくいただくご相談は
●アトピー性皮膚炎
●ニキビ
●マスクなどによる肌荒れ
●原因不明の皮膚炎
●乾癬
●掌蹠膿疱症
●尋常性白はん などなどです。
東洋医学に親しみが少ないと、皮膚といえば、なかなか
「血:ケツ」に直結することは少ないかもしれません。
しかし、皮膚もけがすれば血が出ますし、飲んだ薬が
血液を通じて患部に届き、症状が軽減したなどという経験
をしたこともあると思います。
つまり、皮膚も「血:ケツ」からの栄養に大きく依存
していると思います。
漢方では、「血:ケツ」を作るのに「脾」が関係します。
現在医学でいえば「消化栄養代謝」をつかさどる「五臓」
になります。
そして、「肺」と「脾」は相生関係にあります。
いわば、親と子です。
「皮膚」という感じの中には、「胃」が入っています。
昔の人は、それを体験的に感じていたのではないかと想像
できます。
ここで紹介したことは、皮膚治療の一部です。
「ニキビ」などは、ホルモンバランスの影響もうけますので
ご症状を伺いまた拝見し、そこからアプローチさせて頂く
ことも多いです。
また、皮膚に「血:ケツ」のことを書かせて頂きましたが、
例えば、火事が起こった際に起こりにくく、そして広がらない
ようにしていく事も大切ですが、
ひとまずその火事を消していくことも大切です。
ですので、そのような漢方をお使いしお手伝いすることも
御座います。
このように、皮膚に対しての東洋医学的アプローチは様々
です。どうぞ皮膚のトラブルでお悩みでしたら、東洋医学の力
にも目を向けて下さい。
そして、その際「こうしん堂」という選択肢もぜひご検討
下さい。
ということで、本日はここまで
また水曜日に・・・・