仏性の育てかた その3
カテゴリ : [火]お坊さんの1分説法
おはようございます。
いつもブログ「お坊さんの1分説法」を
お読みいただき、ありがとうございます。
今日も「仏性(ぶっしょう)」の育て方シリーズです。
前回、戒を持(たも)つことで、定、慧へとつながる
という話を書きましたが、
「戒」とは、サンスクリット語
(仏教発祥当時のことばです)で、
「シーラ」といいますが、
この「シーラ」とは「習慣」という意味です。
「習慣が人格をつくる」とよく言いますが、
これは仏教由来だと言われています。
仏教は、「行為(行い)によって、心を清めていく教え」
だと言われていますが、
行いを1つすると、
その行為自体は一瞬で終わりますが、そこには「余勢(よせい)」
というものが残ります。
たとえば、お年寄りに席をゆずったとします。
そのこと自体は一瞬で終わりますが、
なにか、すがすがしい気持ち、または多少の
照れくささ、みたいなものが残ります。
それが「余勢」です。
反対に、お金が落ちていて、
交番に届けずにだまって財布に入れる。
するとなにか周りの目が気になる、
ちょっと気分がよくなかったりします。
それが「余勢」です。
この「余勢」は、次の瞬間からの「私」のあり方に
影響していきます。
これが結構大事なポイントだと思っています。
続きはまた次回に。
2018-05-22 09:00:00
エネルギーを保つ
カテゴリ : [金]ホメオパシースペース 「Clear Sky」
いつもこうしん堂ブログ ホメオパシースペースClear Skyを
お読み頂きありがとうございます。
ゴールデンウイークはブログでも書いた通り
4日間みっちり研修に行ってきました。
久しぶりにホメオパシー漬けの4日でしたが
改めて考える機会にもなり、充実しておりました
今週末はさらに勉強を深めるため、東京出張予定です(^^)
久しぶりに本のご紹介
「最高の毎日を手に入れる 人生の10か条」ジョン・ゴードン著
この本は、仕事にも家庭にも問題がある男性が車の故障から
バスに乗ることになって・・・というところから始まるのですが
いつも不平や不満を抱えながら生活している人生は
エネルギーを消耗しているだけでなく
マイナスのエネルギーを放っている状態で
考え方を変えていくことで
プラスのエネルギーを持つようになり
エネルギーに満ち溢れていく
ちょっとカンタンに書いていますが
「自分自身のバスを自分で運転する」
この言葉から始まっていくストーリー性のある本です
面白く読み進められて
自分のエネルギーをマイナスに消耗しないために
どう考えるか?
どう行動していくか?
具体的に応用していける本かなと思います
興味のあるかたはぜひ(^^)
2018-05-18 08:30:00
初めてのことをするときの気持ち
カテゴリ : [木]助産師のつぶやき日記
いつもこうしん堂ブログ 助産師のつぶやき日記を
お読み頂きありがとうございます。
ここのところ、初めてのことをする機会や、
久しぶりにする機会や新しい情報を聞く機会など、
慣れてないことが色々ありました。
私は基本的に、初めてのことは苦手だと思ってます。
どうやってやるのか、これからどうなるのか、全然分からないことは、
とにかくやらないことも多いです。
でもそうすると、いつも同じことばかりで、
つまらないと思うこともありますね。
なにかやりたいなぁって思うんだけど、
いつもこのスタートで、戸惑いがちです。
人によっては、そういうことが楽しくて、
どんどん出来ちゃう人もいると思います。
そういう人が周りにいるとついて行きたくなりますね(笑)
初めて聞く情報に関してもそうです。
今まで色々なことをやってきてるから、
どこかでもういらないやろって思ってるところもあり、
またはすごくいい事かもしれないのに、斜めから見てしまうところもあります。全く初めから拒絶することもあります。
前は周りの意見に流されてて、あの人が言うなら良いからやってみよう
とか思ってやってみたけど、それはその人に合ってるものであって、
私には合ってないから続かないみたいなこともたくさんありました。
なので、最近は、自分がどう感じていて、どう受け取ってるか、
どうしていきたいかをとても大切にするようになりました。
でもそうすると、自己否定や価値の低さや自信のなさっていう、
結構自分の面倒な面も見ることになります。
というのも、誰かの意見を鵜呑みにしてたら、良くなかったり、
上手くいかなかったら、その人のせいにすれば良いけど、
自分で決めるとなると、自己責任っていうことになり、言い訳できなくなるからです。
それが嫌で、自分で考えるをやってなかったんだなって思ったし、
今まで考えてないから、考えることに慣れてない。
間違えてはいけないっていうことや責任感もついてくるから、
さらに重くなってて、スタートするのとても大変です。
で、昨日言われたのは、
「もっと軽く考えて。やってみて嫌だったら辞めたら良いんだし、なにも問題ないよ」 っていうこと。
ここまで書いて、私はとにかく深刻に考えがちなので、なるべく軽く受け止めて、色々手放して始められるようにしたいと思いました。
そうするととても身軽になりますね〜。
2018-05-17 12:00:00
暑い夏と、夏の食材
カテゴリ : [水]漢方・薬膳こばなし
いつも、こうしん堂ブログ「漢方・薬膳こばなし」を
お読み頂きありがとうございます。
先日、ご結婚の披露宴にご招待頂き京都を行って
参りました。雨ではありましたが、京都らしい雰囲気を
感じることが出来てとても良かったです。
ご結婚されたご夫婦には、心よりお祝い申し上げます。
素敵なご披露宴でした。
それでは、「こばなし」に入っていきたいと思います。
先週までも、夏は、五臓の「心・火」と関係が深い事を
お伝えしてきましたが、
では、夏が旬の食べ物について少し書かせて頂きます。
夏といえば、スイカやメロン・とうがん・ゴーヤ・きゅうり
等でしょうか?
このような食材は、漢方的には「利水」という働きが
あると言われています。水の流れを整えてくれます。
からだに余分な水分があれば出してくれる働きです。
もちろんむくんでいる時にもよいと思います。
また、体の余分な熱を冷ましてくれるとも言われて
いますので、この季節は特に大切です。
このように、夏が旬の食べ物は熱を冷ましてくれる
食材を多くみます。
トマトも、その一つです。今は年中スーパーで手に
入れることが出来ますが、この季節になるとトマトが
食べたいという、気持ちになったことはございませんか?
私は、食べ物の好みも季節で違いを感じることが
あります。
私はとてもトマトが大好きですが、冬場はあまりお箸が
伸びません。しかし、夏になるとシッカリと食べることが
できます。体を、クールダウンするために欲しているのだと
感じています。
とはいえ、冷たいものや体を冷やす食材の過剰な摂取は
良くありません。
特に冷たいものを摂りすぎると、胃腸の機能を衰えさせ、
かえって夏バテを助長します。
季節の養生は、どの時期をみても冷たいものを進めて
いるものはなく、むしろ温かいものを進めています。
そういった意識を持ちながら日々の食養生を心がけて
見て下さい。
暑い夏、いかにうまくすごすかが、次の季節を快適に
するかに繋がります。
それでは、本日はここまでです。
また、水曜日に・・・・
2018-05-16 08:00:00
仏性の育てかた その2
カテゴリ : [火]お坊さんの1分説法
おはようございます。
いつもブログ「お坊さんの1分説法」を
お読みいただき、ありがとうございます。
今日も、前回に引き続き、
「仏性(ぶっしょう)」の育て方について
書いていきたいと思います。
前回、「三毒(さんどく)」について書きましたが、
ダイエット(食べないように)もそうですが、
「~しないように」というのは難しいものです。
そこで、言い換えて「~するように」を考えてみますと、
三毒の反対として、「三学(さんがく)」というものがあります。
「三学」とは、「戒(かい)」・「定(じょう)」・「慧(え)」の3つです。
「戒」とは、持戒(じかい)。
生活規範を守ること。
「定」とは、禅定(ぜんじょう)。
精神を集中して心を乱さないようにすること。
「慧」とは、智慧(ちえ)。
ただしいものの見方をすること。
今日は最もわかりやすい「戒」についてすこし補足説明をします。
仏教では代表的なものとして「五戒(ごかい)」があります。
1.不殺生(ふせっしょう):生き物を不要に殺してはならない
2.不偸盗(ふちゅうとう):他人のものを盗んではいけない
3.不邪婬(ふじゃいん):不道徳な性行為を行ってはならない
4.不妄語(ふもうご):嘘をついてはいけない
5.不飲酒(ふおんじゅ):お酒に飲まれてはいけない
持戒(戒を守る)をすることで、禅定、智慧へとつながっていきます。
その辺りの詳しいはなしは、また次回にかきます。
2018-05-15 09:00:00