おはようございます。
もう梅雨のまっただなかですね。
蒸し暑い日が続いていますが みなさんいかがお過ごしでしょうか。
さて、先週かきました「戒」のはなし。 すこしおさらいをしてみます。
不殺生(ふせっしょう)戒
不偸盗(ふちゅうとう)戒
不邪淫(ふじゃいん)戒
不妄語(ふもうご)戒
不飲酒(ふおんじゅ)戒
の5つです。
もしかしたら、先週から、 「上の4つは心がけるけど、
お酒を飲むなっていうのはなあ…。」 と思っていらっしゃる方がいるかもしれません。
そうです。 仏教では、お酒は飲まない方がよいとされています。
これは、俺は毎日晩酌を楽しみに生きているんだ、
という人にとっては大きな問題だと思います。
そんな人はきっと お酒を飲まないなんて 誓いたくないでしょう。
(戒は、先週説明しましたように、 習慣づけが目的と言えるのですが、
まずは戒を守ることを誓わなければなりません。
戒を守ると誓うことにより、 もし破ってしまった時には 懺悔、反省ができるのです。)
では、どうすればいいのでしょうか。
私の所属する宗派の宗祖である、 法然上人(1133-1212)は、
こんな質問を受けたことがあります。 「お酒を飲むことは罪なのでしょうか?」
それに対して法然上人はこのように答えられたといいます。
「本当は飲まないに越したことはないが、世のならい。」
積極的に容認するわけではもちろんありませんが、
仏教にはそれよりも大事なことがある、
ということを おっしゃりたかったのではないでしょうか。
(ちなみに法然上人は、持戒の僧と呼ばれ、 戒を破ることのない僧として有名だったそうです。)
仏教徒はお酒を飲んでいけないか、 という問いに対する現代的な答えは、
「恥ずべきお酒の飲み方をしてはいけない」 といったところではないかと思っています。