おはようございます。
W杯、日本負けてしまいましたね。
それでも連日の熱戦に寝不足になってしまいます。
さて、今日はちょっとちがった視点から
「とらわれるな」という話を書きたいとおもいます。
あるおはなしの紹介です。
3人の若い僧侶とその師匠が道を歩いていました。
そこに、小さな川がありました。
川には橋があったはずですが、
どうやら先日の大雨で流れてしまったようです。
橋を渡ろうとしていた妊婦さんが
大変困ってそこにいました。
弟子たちはどうしようかと思いましたが、
仏教には戒(かい)と呼ばれるルールがあります。
今のお坊さんは結婚もしますが、
昔は、女性に触れ合ってはいけないとされていました。
弟子たちは、戒を守り、
すみませんが、と女性を残して橋を渡ろうとすると、
なんと師匠が
「手を貸してやろう」と言って
その女性をおんぶして、川を渡ったのです。
女性は大変感謝しましたが、
弟子たちはおどろきました。
師匠が女性に触れるなんて。
戒を破るなんて。
納得がいかなかったようです。
その後、山道は続きますが、
弟子たちはどうもすっきりしません。
なぜ、師匠は女の人を背負ったのだろう。
いけないとされていることなのに。
半日がたち、日も暮れてきたころ、
どうしても気になるので、
師匠に聞きました。
「どうして、あの時、女性を背負ったのですか?」
「そうです、修行中に女の人に触れるなんて。」
すると師匠は言いました。
「なんだ、おまえたちは、こんなところまで女性を背負ってきているのか。
わしは、とっくの昔に降ろしてきたぞ。」
いつまでも「女性に触れる」ということに
「とらわれていた」弟子たちに対して、
師匠は、その場では、(自分の修行にとってはマイナスの)
女性を背負うことをしましたが、
すぐに切り替え、また修行に励んでいます。
「女性」に「とらわれ」すぎていたのは、
師匠ではなく弟子たちだったというわけです。
もちろん、ルールを守ることは大切なことですが、
一つのことにとらわれすぎては、
いいことができない、という場合もあるようです。